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 2005年度

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12/31

気づけば今年ももう大晦日。
いやー、あっという間の2005年でしたね。

様々な事件、事故や天災など、いつにもまして多くのことを考えさせられた年でもありました。
中でも列車や飛行機の事故、凶悪な殺人事件などが胸に痛かったですね。
来年は、もう少し世界がよい方向に向きを変えてゆくよう、願いたいものです。

さて、そんな中、今年はまた大量にCDを買いまくった1年となりました。
私めのレビューを見ていただいた方、ありがとうございました。

以下に私のサイトからamazonアソシエイトで購入された、2005年度人気ランキングを発表します。

ELIS 「Dark Clouds in A Perfect Sky」
WITHIN TEMPTATION 「THE SILENT FORCE」
WITHIN TEMPTATION 「MOTHER EARTH」
 ORPHANED LAND 「Mabool」
 OPETH 「GHOST REVERISE」
LEAVES' EYES 「VINLAND SAGA」
 THERION 「LEMURIA/SIRIUS B」
五人一首 「内視鏡世界」
AQUARIA 「LUXATERNA」
10 DRAGONFORCE 「SONIC FIRESTORM」

エリスとウィズイン強し、ですね。
いやー、しかしさすが私のサイトを見る方だけあって、ゴシック系が多いですね。あとはメロスピか。
ちなみに今年のアソシエイト売り上げ合計枚数は昨日までで
CD 1608枚 DVD 82枚 でした。
少しはメタルとプログレの発展に貢献したでしょうか。

私のCDレビューを参考にして購入していただいた方、ありがとうございましたm(__)m
紹介料はささやかなボーナスとしてありがたくいただきます(笑)
来年以降もレビューは続けてゆきますので、またよろしくお願いします。

そうそう、ところでDRAGONFORCEの新作は物凄いことになっていますよ。
レビューは来年早々に載せますが、メロスピファンなら必携のアルバム。
これはまさに究極のメロスピです!!


それでは、今年もあとわずか。
みなさんもよいお年をー。

                  緑川 とうせい



12/17

気づけばもう12月も半ば。いやー、早い…

自分的には忙しさも一段落して、メタル/プログレのCDレビューも大量更新中。
今年ほんと、買いも買ったり…。300枚超えは確実かと。

ところで、ここのところは、マンション耐震偽造のニュースや、
栃木の幼女殺害、京都の塾での殺害事件など、
いろいろと痛みをともなったニュースが多くて、
それら報道を見ているだけでつらいものがありますね。

ここ数年で狂牛病や鳥インフルエンザなど、食の安全が脅かされはじめ、
それに続いて、今回の耐震偽造の問題では日本全国の鉄筋構造建築り信頼性が失われました。
衣、食、住のうち、その2つまでが、安全を大きく崩されてしまった。
そして、幼児への残虐事件の多発、少年犯罪などの報道により、
大人も、少年も、社会の中で少しずつ信じられないものが増えていっている気がします。

以前にも書きましたが、いろいろなものを疑いながら生きていくというストレスは
それは大変なもので、「まずは疑ってかかる」ことでしか自分の生命と安全を守れなくなるとしたら
我々は、本来は人と人とのつながりの土台の上に成り立つはずの信頼とコミュニケーションとを
少しずつ別のものへと変化させていってしまうことになりかねません。

そうなれば、ますます疑い、疑われることへのストレスは増してゆき
信じられないこと、信じていたことが裏切られることにより、
多くの人々の心と精神に傷を残すような状況がますます増えてゆく気がします。

これらの失われた信頼…とくに個別のものを指すのではなく、
牛肉やマンションや車や、塾や先生や、少年や彼氏、彼女など…
この社会における一般的な認識存在としての事象、事物を信じられなくなる…
ということはそれは大変なことで、
それらの信頼を回復することは一朝一夕にはまず不可能であるのです。

まだ、そう気づいていない人たちが、
自分くらいは大丈夫だろう…と行ってしまうそのたった一つの行為が、
結果として多くのものへの信頼を失わさせることにつながるのです。
小さなこと…タバコのポイ捨てや、電車内でのマナー、粗悪な運転、粗暴な態度…
誰かが見ているということは、それらの人にとって取り込まれた一つ一つのイメージが、
ひいてはその人たちが社会を見る目へとつながり、一人一人のそうした倦怠や怒りや諦めが、
町の雰囲気、社会全体のイメージを、そうした負の方向に少しずつ変えていってしまうのだ…
ということを、多くの人々に気づいてもらいたいものです。


さてさて、目下のところ私は、良質な音楽の紹介…CDレビューと
物語、小説を書くことでそれに対抗してゆきたいと思います。
今年もあと少しですが、頑張りまっせー!!
おー!!


12/2

師走の街を歩きながらふと考えること…

世の中馬鹿男と馬鹿女が多すぎる。

本来は人というのは、少年期から青年期の間に自分と他人、世界との関係を考えて悩み、
生と死についての根源的な恐怖と畏怖を覚えたり、この地球と宇宙に思いを馳せたり、
ときの流れに呆然としたりしながら、
そうしてやがて、誰もが「大人」になってゆくのではないのか。

だが今の世には、携帯とメールとパソコンとテレビゲームなどにそうした時間を食いつくされ、
氾濫する大量の情報と過剰なコミュニケーションの中で、自動的に成長して「しまった」
…そんな少年少女たちがなんと多いことか。

本来、なにもない空虚な時間において、人間は、孤独を知り、それに耐えることを知り、
「自分は何者であるのか」、「自分にはなにができるのか」について考え、
ときに挫折し、立ち直り…そうして、新たな世界へと向き合ってゆくはずだろうに。
彼らはその代わり、携帯とメールとでむやみやたらとコミュニケーションをとり、
そうすることで虚無と孤独にいることを忘れ、あるいは忘れたつもりになっている。
メールとパソコンとテレビゲームがなかったら、何も出来ない連中…
空虚で、豊かな時間を与えられても、それらなしでは自分がなにをしたらいいのかも分からない。

彼らは、毎日を「案外忙しく過ごしている」と思いながら、
その実はなんら中身のないコミュニケーション「ごっこ」をすることで、
無為で空虚な時間というものを消した「つもりになって」いる。
しかし実際には、そうしたコミュニケーションツールや、バーチャルな世界というのは、
Emptyな箱の中をデジタルなおもちゃで埋めつくすことでしかないのだ。

孤独と、真の無駄な時間と、空虚さの中からしか出て来ないはずの自己発見や、
世界と関わってゆく強い意志というものが彼らには持ちえない。
メールを無視されただけで逆上し、精神の苦痛を覚え、ときに己を失って相手を攻撃する。
本来はそうした心の傷を癒すべき静寂と、ゆるやかな空虚と時間の流れとを、彼らを持つすべを知らない。
常に学校や、親や、友達や、携帯やメールの着信音や、サイトのBBSの書き込みを気にし、
それらに一喜一憂し、怒り、悲しみ…そしてなおそれを「表面に出さずに」ふるまい
また学校へ、職場へ行き、友達と笑顔で会話し、机の下で携帯をいじりながら、
同時に受験のためにと黒板の文字を正確に書き取らなくてはならない。
それはなんと忙しく、ストレスと恐怖に満ちた生活なのだろう。

「空虚と、孤独」を楽しむことを、彼らはもう知らない。
それらはない方がいいものだと彼らは思っているのだろう。
孤独は怖い…空虚な時間はつまらない。
世界の静けさと人間としての苦悩よりも、彼らはたわいもない表面的なメールのひとことを望むのだから。
そこに、真の意味での世界とのかかわりはない。
あるのは、携帯の向こうにいる相手…しかも、短いメール文と顔文字でしか分からぬ、
想像上のコミュニケーションの相手があるのみだ。
自分の想像と、現実での相手の様子が違えば、彼らはパニックになるだろう。
その相違を自分の中で許し、埋めてゆけるだけのゆとりがあるものはまだいい。
そうでない者は、はじめて出会ってしまった「現実」におびえ、ときに怒り、憎むようにもなるだろう。
正しいのはメールの中のあの子だ、正しいのは自分の想像の中にいるあの子の方なんだ…と。
それは病的であり、自己中心的な見方でしかないが、
そうした考え方を多かれ少なかれ、彼ら…我々は内包しているのだ。
携帯とメールとゲームの世界が現実よりも素晴らしいと、そう思えた瞬間…
彼らのいる「虚無の箱」はそれ自体が楽園となり、それを疎んじたり、排除したりしようとすれば、
たちまち彼らは発狂するだろう。
実際の矛先は常に弱いものへ向けられる。
子供たちが欲望やストレスのはけ口にされる事件のなんと多いことか。

「虚無の箱」はデジタルなおもちゃでいっぱいだ。
そして、文字と顔文字から成り立ったメル友という名のキャラクターがおり、彼に優しくしてくれる。
「虚無の箱」は、本来の“孤独な時間”を意味する真の虚無から彼を遠ざける。
孤独と静けさの中で自分を見つめ、自分を知り、苦しみ、悩み、世界と出会う…
そのプロセスを、豊かすぎるせわしない情報と便利なコミュニケーション
…実際にはそれらの多くはディスコミュニケーションでしかないが…が確実に妨げている。

よく出来たおもちゃの群れと、たくさんの作られたキャラクターたちの中で、
毎日を忙しく無駄なく過ごしている彼らには、
道端に落ちた枯れ葉がやがて自然に分解され消えてゆくことや、
黄昏どきの雲がゆるやかに色を変えてゆく美しさも知らず、
星を見上げ宇宙の中の地球に思いを馳せる暇もなく、
自転車に乗りながら片手に携帯を広げ、
道を歩いている誰かとぶつからぬよう器用にハンドルを操作しながら、
受信したメールの愉快な顔文字に一瞬だけ癒されたつもりになって、
「帰ったらあの子になんと返事を送ろうか」と思いつつ、急いで家路につくのだろう。

それなりに忙しく、それなりに楽しく、そこそこの悩みもあるが…おおむね上手くやっている。
ネットゲーでの新アイテムやレベルアップは順調だし、異性のメル友も増えた。
ちょっと気になる子と今度の日曜にカラオケに行くことになっている。
ホームページで趣味の合う仲間も見つけた。携帯も新機種に買い換えよう。
明後日は欲しかったゲームの発売日だ。オークションもチェックしておこう。

やることは毎日たくさんある。
メールも多いし、アドを交換した知り合いもたくさんいる。
そこに空虚はない。
孤独も無駄な時間もない。

ただ僕らは「虚無の箱」にいるだけだ。



11/25

先日の20日、21日と、友人(男)と箱根の温泉に行ってきましたー。

天気も良くて、箱根の山や木々などの風景と、いい空気をたくさん吸ってリフレッシュ。
今回は小涌谷温泉というところへ行ったのですが、源泉かけ流しのお風呂はけっこう熱めで、手足の先までしっかりあったまりました。



行きがけの東名高速からの空と雲が綺麗だったので。



宿での夕食。 鍋に雑炊も食べてお腹いっぱい。

箱根の山の上なのに海鮮鍋や刺身が美味しかった。
おかみさんに訊いたら小田原でとれたその日の魚介類が新鮮なまま運ばれてくるそうです。

さすがに朝方は冷え込んでかなりの寒さでしたが、温泉に入ったせいか普段よりも早く眠れました。
翌日は8時起きで朝風呂&朝食をとり(なんと健康的な!)チェックアウト。


紅葉した山をバックに。いい空気のせいか、心なしか私の表情もにこやか。


ダダの券をもらったので、ユネッサンへ寄りました。
http://www.yunessun.com/
ここは温泉を使ったいろいろな風呂があって、コーヒー風呂やワイン風呂、酒風呂、死海の塩風呂(体が浮く!)など、
たくさんの風呂に入ってきましたよ。


ユネッサンの自動精算機。画面が可愛かったので。



ユネッサンの外の彫刻にて。なんだか韓国ドラマ俳優並みに爽やか?(笑)



帰り道。芦ノ湖が見えます



晴れていたので富士山も見えました。

よい天気に恵まれてよかったよかった♪
箱根はけっこう何度も行ってますが、まだまだ行っていない温泉もあるし、なかなか奥が深いのです。
またそのうち行きたいですねー。



10/4
先日10/2に行ってきた、SKYLARKGALNERYUSのライブレポです

■まさかスカイラークにこんなに客が!!〜渋谷のサイクロンは酸欠状態でした…

いやー、熱かった…ではなく暑かった!
ほんとにもう…

会場に着いたときには、会場の外にはすでに長蛇の列。
まさか、スカイラークのライブにこんなにも人が来るなんて。
ガラガラな場内で優雅にライブ鑑賞出来ると考えていたもので、正直かなりの驚きだった。
後々、ガルネリウスのファンが半数以上はおったことが判明するわけだが…

さて、
渋谷サイクロンというのは初めて行ったのだが、外タレの来日ライブをするようなハコではないですな。
まず延々と階段を降りる、降りる…降りてゆく
しだいに地下特有の空気の薄さを感じ、非常にいやな予感がしておりました。
こんな地中奥深くのライブハウスで、もし地震でもあったら…
少なくともスカイラークのライブなどで死ぬのだけは嫌だ…と、そう思いました(笑)

ようやく、受付に辿り着くと、ライブハウスのスタッフと主催者がなにやら話し合っていた。
行列整理のたどたどしさからも、今夜がこのハコの最高動員数であったことが知れるというもの。
もう開演時間はとうに過ぎているのだ。

さて、場内はすでに満員…
本当に狭いハコだ。この前アニソンバンドでやったドアーズの方がずっと広い。
人々で押し合いへし合いごったがえす中、なんとか多少の空間がある場内奥に陣取る。
しかし…暑い。それに息苦しい。酸素吸入器を用意すべきだった、と真剣に考えた。
この時点でもう限界に近かった。少しずつ意識が朦朧としてくる。さっさと始めてくれ…

SEが流れ、ガルネリウスのステージが始まる。
曲が始まると、脳内からのアドレナリンのおかげでまた頑張れそうになった。
やはり、上手いバンドだ。
基本はメロディアスな疾走メロスピなのだが、間奏部などがいちいち凝っていて、
テクニカルなキメやリズムアレンジはプログレ的でもある。
とくに、ALHAMBRAなどでも活躍するKeyのYUHKI氏の巧みな演奏と、
アニメタルの若きギタリストShuのクラシカルかつテクニカルなギターワークが凄い。
確かまだ23歳くらいと聞くが、あどけない少年のような顔をしながら次々に技巧的なフレージングを決める。
またメロディのセンスも良く、イングヴェイあたりからの影響も見え隠れするクラシカルなプレイは、
この若さにしては驚異的。おそらくティモ・トルキあたりよりもすでに上をいっている。

Voの戦隊ヒーローもの的なMCもなかなか楽しくて、
力強い演奏で悪を蹴散らすといった雰囲気は、まさに正しく少年少女たちのメタルヒーロー。
お客の盛り上がり方も凄くて、このバンドこんなに人気あったのだなあと改めて感心するとともに、
「日本のメタルも上手くなったものだ」としみじみと感じた。

GALNERYUS「Advance To The Fall

その一方で、
こんなに完璧な演奏のあとでは、スカイラークのステージはいかにもしょぼく、
せこく思えてしまうのではないか、という危惧もすでに私の頭の中にはあったのだが…


■キアラ写真撮りまくりで曲聴くの忘れた…
…なんてことはありま…せん。…いえ、少しだけ…(笑)


ガルネリウス終了後、
さすがに暑さと息苦しさに耐えきれず、いそいそとドリンク交換で水を補給…。
ふぅ…少し生き返った。

さあ、スカイラークだ!
ガルネリが終わった段階でお客がどっと減るかと思ったが、案外まだ残っていた。

最初に出てきたのが、スキンヘッドのエディ、続いて男Vo。
エディは例の一張羅という噂のアイアン・メイデンTシャツだ(笑)
Voの彼はなかなかのイケメンの上ガタイがでかくて、ステージがすごい近くに思えるほど。
うーむ、メタルをやっていなければセリエAでサッカー選手にでもなっていそうな感じだな。

曲が始まる。
序盤は昔の曲をいくつか。キアラ嬢はまだ出て来ない。
さて…、思ったとおり演奏はガルネリウスに比べ相当しょぼいです。
何人かのスカイラーカーたちはしょっぱなから腕を振り上げていたが、総じて客はやや引き気味なのが見て取れる。
私自身、一緒に来た友人に向かって
「ガルネリウスの演奏力が10とした場合、スカイラークは…2だな」とか、
「この曲の無駄に長いところがいいんだよ。このしょぼさがかえって楽しくなってくる…」
などと、周りの客にも聞こえるくらいの声で言ってしまったものだ(笑)

いやいや、しかし、その…しょぼく、せこく、ありていに言って
イタリア人らしい大雑把さが炸裂していた演奏であったが、自分はけっこう楽しめたのもまた事実。
なにしろ、おそらくはもうこのバンドのライブを見ることは二度とないのだろうし、
何を間違ってかこのレベルで三度の来日をしたという事実は、奇跡というに近い。
確か最初の来日時はクラブチッタだったらしいが、あまりにガラガラで興行としてはひどい赤字だったと聞く。
そんな経緯から、今回はこのハコで充分…と主催者が考えたとしてもおかしくはなかった。
しかし…もう一度言うが、このハコは外タレのライブで使う代物ではない。
想像になるが、スカイラークの連中だって、せっかくの来日公演だと勇んではるばるイタリアより来てみれば、
こんなアマチュアがやるような狭い所だと知り、屈辱を覚えたのではなかろうか?

ああ…しかしそんな杞憂も吹き飛ぶのは、リーダーにしてKeyのエディのはしゃぎよう。

ときおり自分の演奏そっちのけで他のメンバーに駆け寄り、バンザイして客を盛り上げようとしたりしている。
…いや、頼むからもっとまともに弾いてくれ…そこ、すごくモタってるよ…と心の中で思う私。
それから、ベースの人のインパクトは大だった。VoもGもそっちのけで
「オレがメインだ!」とばかりにステージ中央で長髪を振り乱し、常にアクションしつつ
…実際の出音は小さかったのだが…熱い、というか暑苦しいパフォーマンスを見せてくれた。

さあ、そして…待ちに待ったキアラ登場だ!

彼女が現れると、客席からも歓声が上がり、一気にステージが華やかになる。
さっそくカメラを構え、写真を撮り始める私(笑)

いやー、やっぱりモデルをしているというだけあって綺麗ですわ。
登場早々、マイクトラブルでまったく声がでないというアクシデントもあったけど、
それすらもなんとなく可愛らしかったり(笑)

歌の方は…
いや、案外頑張ってましたよ。
アルバムで聴くくらいの感じで、決して上手くもないし、ステージパフォーマンスもなかなか素人くさかったですが、
綺麗な女性というのはそれだけでも目の癒しになりますな。
しばらくは、つい曲をそっちのけで写真を撮りまくってました。


で、曲の方…
過去曲もたくさんやってくれて、まさにスカイラークベスト、といった感じ。
アルバム「DEVINE GATE T、U」から「THE PRINCESS DAY」あたりの代表曲は
だいたい網羅していて、個人的にはけっこう楽しめました。
彼らのCDを聴いたことのない人には、「どれも似たりよったりの速い曲」が延々と続いた、というような印象だったでしょうが。
ただ、肝心のキーボードの演奏と出音がイマイチだったので、サウンドの薄っぺらさは際立ってしまってましたがね。

でも…ステージはある意味で濃かった(笑)
ガタイのいい男Voに金髪でへそ出しルックのキアラさん。
宮崎駿が長髪になったような風貌のベース、そしてスキンヘッドで大はしゃぎのKey
…この噛み合ってなさこそがスカイラークなのだな、と。

あと、ドラマーが案外まともなのも良かった。
新作「Fairytales」でのドラムはひどかったので、ツアー用に別の人が来ていた模様。

さてさて、ステージも終盤にさしかかり、お待ちかねの(?)「Mt.Fuji」では
キアラさんが客を(しつこく)あおっての「マウンテンフ〜ジ〜♪」の大合唱。
この頃には観客のボルテージもけっこう上がっていて、みんな苦笑しつつも楽しげに叫んでました。
普段はめったにライブでも叫ばない自分も、ついつい大声で叫んでいました。

そんなこんなで無事アンコールも済ませ、ラストは日本での一番の人気曲「Belzebu」で終了。
薄いようで案外濃くて、しょぼいのだがけっこう楽しい…というスカイラークのライブでした♪

もうこのバンドを二度と見ることはないでしょうねー…
公式サイトの方でも今後はライブ活動はしないというようなことが書かれていたし。
ああ…でもボロクソけなしつつも、案外楽しい…というかけっこう愛しているバンドなのでした。
つい応援したくなるというか。
技術至上主義の、上手くて完璧なバンドが多い昨今、
たとえド下手でも、こうして頑張って続けていれば遠くイタリアの地から三度も来日して来られるのだ…
そう思うと、ちょっぴり勇気をもらえたような気がする。

ありがとう、スカイラーク!
いろいろな意味で思い出に残るライブでした。

B級がダメな方にはお勧めできませんが、
クサメロと疾走が好きな方は、とりあえずこのベスト盤を聴かれるのがいいかと。

SKYLARK 「In The Heart of the Princess」


9/22

9月も下旬にさしかかり、ようやく秋らしい涼しさがやってきましたね。

さて、先日の月曜日はアニソンバンドのライブなのでした。
初台ドアーズというセミプロバンドとかもやるようななかなか立派なライブハウスで
200人以上のお客さんが来てくれて、大いに盛り上がったイベントでした。

さてさて、それからそれから、小説のページ
「水晶剣伝説」
の第三話「ウェルドスラーブへの出発」を載せましたよー!!
いやー、ようやっと…。
ずっと書きかけのままだったのですが、ようやく完成させることができました。
私のライフワークともいえる、大河長篇ファンタジー小説ですので
よかったらぜひぜひ読んでやってくださいませ!

ふぅ…とひと息

さて、それから今度の日曜の25日は私めの誕生日なのですが、
どうもその日に友人が結婚するというので、その披露宴に行ってまいります。
長年一緒にバンドをやっていた奴だし、ああついに結婚か…という感慨も浮かびますな。
しかも、私の誕生日に!(笑)

という感じで、ときは流れてよくのです。
しみじみ。

これからも私は小説を書き、メタルとプログレを聴き、バンドをやりつつ歳をとってゆくでしょう。
世界が変わり、生活も変わり、自分の顔も少しずつ変わってゆくかもしれませんが、
それだけは変わらぬことと思います。

そう言えるのは、ある意味幸せなのかも。
うむ。

新たに始めたバンドについても、そのうちサイトが出来たらお知らせします。


9/4

気付けばもう9月…

まだまだ蒸し暑いですねー。
またしても台風が近づいているようで、現在窓の外は大雨です。

アメリカでは大変なハリケーン被害で、死者は数千人にものぼっているとか。
天災の恐ろしさ…町はほぼ壊滅状態ということで、
今後の避難民の方々の生活が心配されます。

地震などもそうですが、大きな天災の前では所詮人間は無力なのですね。
そういえば、また雷にうたれて中学生だったかが亡くなったというニュースをネットで見ましたし。
最近は自分も大地震への備えとして、ささやかながらベッドの横に靴を置いたり、
水や食料などを入れたバッグを用意したりしています。
しかしたぶん、自分の場合そうした災害が起こっても、さほどは慌てたりはしないかと思うのですが…
なにしろそうした大きな力のもとでは、どうせなるようにしかならないのだろうし、
そうなったら、あきらめつつも幸運に期待…というスタンスでいこうかな、と。
それで生き残ったら「ラッキー 」と、また小説でも書き始めたりして(笑)
そういう意味で、小型のワープロみたいのが欲しいですねー。
外にいようがどんなときでも小説を書けるようなやつ。
乾電池とかでも長時間稼働できるワープロとか、発売してくれないかしら。


さてさて、そんな話はさておき
昨日の土曜日は、ノヴェラの25周年ライブに行ってきましたよー。
ジェラルドとかテルズシンフォニアとかはライブを見たことがあったのですが、
その本家本元のノヴェラはこれが初体験!!


DVD付きの25周年記念ベスト版も出ました!!

今回は1st〜3rdまでの第一期メンバーによるライブだったので、
選曲的にもそのあたりの曲がメインでした。
会場となった渋谷O-East前には、開場前からオールドファンたちの熱気でムンムン。
けっこう女性も多く、中にはまだ若いいかにも後追いらしい(自分もそうですが)ファンの姿も。

さて、友人たちとステージ左の柵に寄り掛かれる位置をゲットし、
いよいよ開演です。
メンバーたちは、それぞれに衣装も頑張っていて、
往年のノヴェラのステージ(写真でしか見たことないですが)から
25年も経っているとはあまり感じさせませんでした。
予想通り、1曲めは1st「魅惑劇」のオープニングを飾る
“イリュージョン”!!
「どしゃぶり雨〜♪降り続く中〜♪」
初めて生で聴くイリュージョンに感激しきり。

袖の膨らんだ白いシャツに羽飾りのついた帽子をかぶった
“アンジー”こと五十嵐さんの歌声はCDで聴く通りのものだったし、
ジェラルドのライブでは最近も拝見していた永川さんのキーボードは、
古き良きハモンドの音色から今風にアレンジした音色までとても巧みに楽曲を彩っていた。
平山さんのギターは、“魅惑劇“あたりの静かなパートでの表現力が素晴らしく、
CDで聴くのとはまた違う大人のノヴェラのギターを味あわせてくれた。
ベースの高橋さんは長髪にグラサン姿で、ビジュアル的にも全然イケていたし、
ドラムの秋田さんはパワフルなツーバスドラムを聴かせてくれた。

私は根っからのノヴェラファンでもなかったので、
CDで聴いたときには思わず笑ってしまった(ラッター、ラッター〜ラッファラウェイ)
“レティシア”でしたが、実際にライブで聴くと非常にドラマティックに聴こえ、
このバンドの「ロマンの体現者」としての側面も改めて感じ取ることができた。

ラストの“時の崖”の疾走感は25年の時を超えて、
その場にいた数百人のノヴェラーたちの耳にしっかりと焼きついたことだろう。
そしてこの記念すべきステージは、二度のアンコールの後、
2nd「イン・ザ・ナイト」からの疾走曲“Farewell”で幕を閉じた。

個人的には第二期メンバー(Drが西田竜一の頃)が好きだったので、
「パラダイスロスト」や「聖域」からの曲も聴きたかったが
ともかくも、人生初のノヴェラライブを体験できたことは、
今後の自分のプログレ、ハードロック人生においても、
とても素晴らしい体験だったと思う。

次は30周年?



8/6

いやー、毎日暑いですねー。

ほんと、ヤバいくらいに暑い。
朝も寝られません。
いえ、だいたい自分の就寝時間は午前3時〜4時なんですが、
ここ最近は、だいたいいつも明け方には暑くて目が覚めます。
そしてエアコンのある部屋に移動…
床に座布団を敷いて寝ているので、起きるとどうも体が痛かったりして。
ああ…もう暑いのはイヤ。

さて、ようやくとんでもない数のCDレビューが終わり、
(ここ2ヶ月あまりで100枚近く買いました…自分史上最高数…そして破産中…笑)
ようやく、落ち着いてきました。
今月は仕事も楽そうだし、そろそろちゃんと小説を書くかな、と思ってます。
先日も海賊もの小説「ブルー・ランドマスター」へのご感想をいただきまして、
とても嬉しくなり、また小説に取り組むモチベーションが上向いてきました。
読んで下さる方がいる、というのは、本当に嬉しいものです。
CDレビューなどについても同様で、見て下さった方からの反応があると、
ああ、では自分がやっていることは虚無に向かって文章を投げているワケではないのだな、
どこかにちゃんと自分の言葉を受け止めて、読んでくれている方がいるのだな、

ということを改めて認識できるのですね。
これはなんて、幸せなことなんでしょう。

こうしたご感想や、反応をいただく度に
ああ、こうしてHPをやっていて良かったな、これからも頑張って続けよう
と思えてくるんですね。

そんなわけで、そろそろ小説も書きますよ。
そしてもちろんCDレビューの方も、
これからもメタル、プログレを中心に大量購入してゆくはずですので(笑)
そちらもどうぞお楽しみに。


そうそう、
8/20(土)に目白でプログレとメタルの飲み会を行います。
BBSの方にもちょっと告知してみますね。
興味のある方はご参加ください。

                        緑川とうせい


7/19

ようやく忙しさが一段落。
現在まったりしつつ、たまりにたまったCDレビューを書いています。
近日中にどどん!と公開。お楽しみに。

しかし、仕事に追われたこのひと月の間、ロンドンではテロが起き、
なかなか世界的にも緊迫した感じがありましたね。
テロは許すまじ…それも無辜の人々を狙った無差別テロは
破戒と恐怖を人々の心と町に植えつける、本当に許せない行為です。


ところで、毎日仕事に追われ、疲れ果て、机に向かいながら
自らを鼓舞するのにはプログレよりもメタルの方がいいということが分かりました。
メタルの高揚感が脳内物質を出しているのでしょうか?
プログレは、むしろ心の余裕のあるときにゆったり聴きたい、という感じでしたね。

それから、デスよりブラックの方が優しく感じるのは何故でしょう…
きっとサウンドプロダクションが弱いせい(笑)
音が良すぎると耳に痛い場合もあるのです…疲れている時はとくに。

やや音の悪めなシンフォブラックメタルがすごく心地いいです!
音がこもっているのでブラストしていてもちっともうるさくないし(むしろ耳に優しい)。
それでいてそれなりに高揚感があるのです。
疲れ気味の状態で仕事をしながら聴くには、音質がイマイチなブラックが一番かも♪
これは新たな脳内ドーピングの発見です(笑)

そこで、私が勧めるこの6枚!!
EMPEROR 「ANTHEMS TO WELKIN AT DUSK」 1997年 amazonで見る
とにかく、まずはこれを聴かなくては始まらない!これが本物の帝王。シンフォニックブラックの歴史的傑作。

ABIGOR「NACHTHYMNEN (FROM THE TWILIGHT KINGDOM)」1995年 amazonで見る
エンペラーの2ndの2年も前にこんなアルバムが世に出ていたとは!
暴虐性と展開美が一体となった希有な作品。時折現れる叙情メロディははっとするほど美しい。

SATYRICON 「NEMESIS DIVINA」 1997年 amazonで見る
北欧真性ブラック名盤の1枚。激速に疾走しつつも北欧らしい叙情を感じる。

GEHENNA 「SEEN THROUGH THE VEILS DARKNESS」 1995年 amazonで見る
女性KeY入りでゴシック風味もあるサウンド。シンフォニックな幽玄さが素晴らしい。

HECATE ENTHRONED 「DARK REQUIEMS AND UNSILENT MASSACRE」 1998年 amazonで見る
美しいKeyをバックに疾走。クレイドルがエンペラー化したような雰囲気。
とても人間とは思えないカラス声のVoも素敵…

NOCTES 「PANDEMONIC REQUIEM」 1997年 amazonで見る
あまり知られていませんがメロディックブラックの隠れた傑作。
シンフォニックに疾走しクサメロを撒き散らす。B級っぽさもたまらない。

上記のアルバムたちは音質のチープさが逆に禍々しさと幽玄さ、
そして美しさをかもしだしていて、とてもいい感じです。
おかげで、仕事の追い込みを乗り越えられました。
ありがとう!音質がイマイチで素晴らしいブラックメタル!

それから、もちろんCRADLE OF FILTHDISSECTIONあたりの初期作品もやっぱいいですね。
クレイドルはミニアルバムの「VEMPIRE」が自分的には最高傑作!(ジャケも最高!…笑) amazonで見る
ディセクションの2nd「STORM OF THE LIGHT'S BANE」もやっぱ名盤です! amazonで見る

と、いうわけで、
その後買いまくったCDにはデス、ブラック系がけっこうあります。
詳しくはCDレビューでいずれ!

他にお勧めのシンフォブラックがありましたらBBSなどでぜひ教えてください!


6/22

某コミュニティサイトで流行っている、「ミュージックバトン」なるものをやってみました。


【コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量】
現在 8.16G (B.F.Sライブ音源等含む)

【今聞いている曲】
ICE QUEEN (WITHIN TEMPTATION) …女性声ゴシック最高の1曲。バンドでもやる!

【最後に買った CD】
OLD MAN'S CHILD 「IN DEFIANCE OF EXISTENCE」…ボガーちっくな高品質メロブラ
KALMAH「THEY WILL RITURN」 …3rdよりきらきらしてる。ヴァイキング色もあるメロデス
AXENSTAR 「THE INQUISITION」 …普通の北欧メロパワ。前作の方がよかった?
KAMELOT「EPICA」\1200 …けっこういいじゃん。最新よりもこっちが好き

以上が中古。
新品だと、最近amazonから届いたのは
MERCENARY 「11 DREAMS」 …メロデス+ゴシック+パワメタ?
K2 「BOOK OF THE DEAD」 …アラン・ホールズワース参加のシンフォニックロック
SHEODA…ケルト・女性ヴォーカルもの。う、美しいー

【よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲】
5曲では到底しぼれないので、ジャンル分けしてみました(^^;)

<メタル>
INVITATION〜EAGLE FLY FREE (HELLOWEEN)  …ハロウィン最高の名曲。イントロからもうワクワク
BANISH FROM SANCTUARY (BLIND GUARDIAN)…ブラガー最高の疾走曲。長いギターソロ最高!
TAKE THE TIME (DREAM THEATER)…テクニックとメロディが合致したドリシア最強の曲
POWER OF THE DRAGONFLAME (RHAPSODY)…ここ5年間のシンフォメタル系の中では一番好き
CROSS TO BEAR(IMPELLTTERI) …美しいピアノから始まる最強の泣きのバラード
次点
STORMING THE GATES OF HELL(RIOT)…THUNDERSTEELもいいがこれもいい。超絶ハイトーンに超絶ドラム!

<プログレ>
FIRTH OF FIFTH (GENESIS)…名曲!イントロのピアノだけで泣きます
LA LUNA NUOVA (PFM)…イントロのヴァイオリンだけで悶絶します
SYLVIA (FOCUS)…一度聴いたら忘れないキャッチーなメロディ
THE PERFECT WISH(FRUUPP)…じわじわと盛り上がり、泣きの大団円
ADONIS W:EPITAPH (ANYONE'S DAUGHTER)…美しすぎるシンフォニックバラード

<JAP'Sプログレ>
TABIDACHI (NOVELA)…何故かノヴェラで一番好きなのはこれ。間奏部の竜ちゃんのドラムが最高!
THE SCENE of PALE of BLUE (OUTER LIMITS)…私にジャップスプログレの奥深さを教えてくれた20分の大曲
MELTING TIME (GERARD)…「MERIDIAN」収録のリメイクバージョン。ラストの盛り上がりはカッコ良すぎ!
WAITIN' IN VAIN (STARLESS)…ミニアルバム「WISH」収録の新バージョンが素敵♪
IMAGE SONG (カルメンマキ&OZ)…この情感溢れる力強い歌声に涙(;_;)

<その他>
DON'T STOP BELIEVING (ZIGGY)…10代の頃からの名曲
MELANCHOLIA (SNAKE HIP SHAKES)…頭の中ではいつもこれを歌ってます
痛み (クレヨン社)…切りつけられるような歌詞にやられました
ART OF LIFE LIVE (X JAPAN)…35分のドラマ。感動的なドラマテイックメタル
メビウスの輪 (横須賀ゆめな)…アイダ設計のCMソングいい曲書くね、マーシー!


曲単位で挙げていくときりがありませんねー。
まだまだ思い入れのある曲はたくさんあるんですが、とりあえずはこんなところで。
充分マニアックすぎですかね…(^^;)

よかったら、皆さんもやってみませんか。
BBSの方にでも書き込みどうぞ♪


6/19

気付けばすっかり蒸し暑い季節になりました。

雨が降ったり、かと思いきや、翌日はすっかり晴れて暑かったりと、
なかなか天気も定まらない感じですが、
これから夏に向けてシフトしつつある時期なのですね。
プロ野球の交流戦はなかなか盛り上がりつつ(ロッテ、強いぞ!)
サッカーのコンフェデも始まったし、仕事をしつつも色々見てしまうこの頃です。


さて、唐突ですが
ファンタジーアート特集ページ作りましたー!
いやー、前々からこういうページを作りたかったのですよ。
よく、メタルのCDとかで綺麗でファンタジックなジャケを見かけると
それだけで中身も分からず欲しくなったりしたことはないですか?
自分はけっこうあります。

音楽とアートの関係というものにとても興味があったし、
ネットでいろいろ見たり、画集を通販で買ったりしているうちに
すっかりその魅力に取りつかれてしまいました。



ちなみに↑はLuis Royoという画家の絵ですが、
これもTENのジャケに使われていますね。
この人は他にも探せば探すほど、多くのメタル系のCDジャケを手がけていることが判明して
その人気の高さが伺えます。

この特集ページでは、他にもいろいろなアーティストを掲載しました。
主に私好みのもの…美しく、ダーク、エロティックで壮麗、ファンタジックなものを選別しました。
良かったら見てみて、ご意見ご感想などいただければ嬉しく思います。



5/30

アニソンバンド、B.F.Sライブ無事終了〜

いやー、今回は初めての主催ライブということで、
ライブハウス側との打ち合わせ、他の出演バンドさんへの連絡、
当日のタイムテーブル、ライブ代金の精算、打ち上げの幹事まで、
いろいろやることが多くて疲れましたが、
盛り上げてくれたお客さんたちのおかげで、とても楽しくライブできました。

会場に来てくれた方々の中には、ネットで知り合った方、初対面の方などもいまして
こうしたオンラインでのつながりで、実際に足を運んでくださるのだなあ、と
とても不思議な感じで、驚き、そして感激したしました。
演奏後はヘロヘロだったので(^^;)ろくろく挨拶もできませんでしたが、
本当に、ありがとうございました!

演奏のほうは、はっきり言って練習不足もあり、
毎度のことながら満足できるものではなかったですが、
ある意味、それがライブというもの。
次はもっといい演奏をするぞ!という、この気持ちこそが大切なのでしょう。
ともかくも、現メンバーになってから4年目の今年。
少しずつ、人間としても演奏者としても成長できていければいいなあと、
思っております。


5/16

先日、5/13に行ってきた
フィニッシュミュージックデイのライブレポートです

場所は恵比寿のリキッドルーム、行くのは初めてでした。
会場に到着すると、すでにメタラーな男女の姿がたくさんおりました。
自分は開場時間まで館内のオシャレなカフェでコーヒーを飲んでました。

さて、時間だ。
階段を降り場内に入ると、
あら…かなりガラガラ…
確かに一般的にはマイナーなバンドたちだし、
平日なのでこんなもんか、とも思ったが、それにしてもガラガラですよ…。
これではイベントとしては赤字だろうに、などと心配などをしつつ手すりの前に陣取り開演を待つ私。
開演時刻になるとけっこう人が増えてきた。
よかったよかった。
それでも自分の前にはスペースがあって、全然ステージが見えるくらいな感じ。
これくらいの人数がちゃんと見るにはちょうどよいのかも。

さあ始まりだ!

@ENSIFERUM
民族調のSEが始まると、1バンド目がENSIFERUMだと判明。
現れたメンバーは皆上半身裸。目の下にふちどり。(さすがに女性KEYは服着てましたが)
フロントマンであったヤリがWINTERSUNに専念するために抜けたので、
ツアーメンバー(?)としてNORTHERの人が加わったらしい。金髪長身のなかなかのイケメンです。
紅一点の女性キーボーディストは、長い髪を振りまくりつつ演奏してました。
髭面の六弦ベースの人が風貌的には一番ヴァイキングしてたな(笑)。
さて、演奏は案外普通です。もっととんでもなくクサクサかと思ったら。
疾走パートは聴きやすい北欧メロデス風で、三連のミドルテンポでヴァイキングメロをかます。
分かりやすくてよい。
序盤はツインギターのバランスがイマイチだったが、後半は良くなった。
ほとんどMCなしの30分。
お客もなかなか盛り上がり、生で見る初のヴァイキングサウンドを楽しみました。

AKIUAS
デビュー前の新人。予備知識なし。
イントロのSEが壮大でシンフォニックかつエピックな雰囲気だったのでかなり期待。
しかし…肝心の曲の方は…うーん…
シンフォニックとメロデスとヴァイキングとメロハーの要素を詰め込んで…
ごちゃごちゃになっちゃいました…という感じ(^^;)。
Voの雰囲気はブラガーのハンズィの若い頃みたい。歌はもう少し下手。
ギターとベースはスキンヘッドに長いあごひげという、
およそこの手のバンドには似つかわしくない風貌。
曲によってはメロデス風に疾走したり、キャッチーな歌メロがあったり、
ヴァイキング調のメロもあったりと、いろいろな雰囲気があるのはいいが、どれも中途半端。
曲もアレンジが唐突で、聴き所がイマイチ分からない。
結果としてどれも印象にのこらない。ガチャガチャした未整理の印象ですな。
どの方向性で行くのかをもう少し整理してほしい。
一番良かった曲は…イントロのSE。

BTO/DIE/FOR
ゴシックなので、客の盛り下がりが心配されたが…いやいや、かなり盛り上がってました。
この頃になるとかなり客も増えていた。
中にはメンバーの名前を叫ぶ女性も。けっこう人気あったのか。
私のすぐ前に黒い服の女性5人組みが陣取る。女の子…というよりもお姉様、だな(笑)
演奏はマイルドなゴシックロック。Voがやや挙動不審。
ナルシスティックな動きはこの手の女々しい系ゴシックの基本なのか…。
自分はゴシック好きなので、そこそこ楽しめたが…
たぶんHIMやNEGATIVEみたいにVoさんが美しいわけでもなかったので、
視覚的には大して面白くはなかった。
曲もどれも似たようなテンポなので、2、3曲聴くと…ちょっと飽きるかも(笑)
しかし、周りはかなり盛り上がっていました。
これだったら、ENTWINEやHIMが来ても全然大丈夫だろう。
あ、HIMはサマソニに来るみたい。お美しいヴィッレさんが見たい方は行くべきですな。
全体的に演奏は安定していて良かったですよ。

CTWILIGHTNING
やはりトリでしたね。演奏時間も一番長かった。
メンバーの長髪率も一番高かった。金髪のさらさらヘア。
外見も音も、いかにもな北欧メタルしてました。
2ndからの曲を中心に演奏。
ミドルテンポが多いせいか、やはりメロハー+きらきらした北欧王道メタルという雰囲気。
ツインギターにキーボードのバランスもよく、ヴォーカルの歌唱も安定感があってさすが。
若手なのにすでに貫祿のあるパフォーマンスですね。
来日は二度目ということもあってか、お客を乗せるMCのやり方も堂に入っていた。
疾走曲はあまりなかったが(ラストに1stからの曲をやった)、
サビメロのキャッチーさに思わず首を振りました。やはりいいバンドでした。

終了…

中央付近の手すりに寄っ掛かって見ていたとはいえ、さすがに疲れましたー。
個人的に楽しめた順位としては…
ENSIFERUM、TWILIGHTNING > TO/DIE/FOR > KIUAS かな。

なにはともあれ、こんなメンツでのライブが見れるのはなかなかないことでしょう。
昨今熱いフィンランドのメタルシーンを象徴するようなイベントでした。


↓私のサイトのフィンランドメタル特集
http://www.lily.sannet.ne.jp/midorikawa/finland.htm


5/3

「ここではないどこか」へ行きたいと、
ずっと思ってきた。

思えば、高校生の頃からずっと、
自分はそう思って生きてきた。

学校の帰り道を歩きながら、
夕映えの空や、時に遠い星空を眺めながら。
いつか、「ここではないどこか」へ行きたい、
そして行くのだ、と…
そう思ってきた。

ここは自分の居場所ではない。
どこかへ行くんだ。
行かなくては…

おそらく、そうした気持ちが
自分が色々な物語、小説を書くこと
その欲求につながっているのかもしれない。
「ここではないどこか」
それがどこなのかを考えながら

そして…十数年がたった今でも、
自分はまだ「ここ」にいて、
ここにいながら、物語を書き続けている。

「ここではないどこか」へ行きたかった、
かつてのその気持ちを
今日久しぶりに思いだした。



小説のページリニューアルしました。
いろいろな壁紙や素材を使って、多少華やかにしてみました。
いい雰囲気の素材サイトさんを発見したので。

それから、書きかけの小説…
水晶剣伝説 第3話
ウリシスオデッセイ
黄昏騎士 第5話
これらもなるたけ早く書いてしまいたいと思います。

最近なかなか忙しくて、ちやんと小説を書く時間がなかったのですが、
先日、久しぶりに小説の感想などをいただいて
再び書きたくなってきました。

「ここではないどこか」の物語を
これからも自分は書くでしょう。
それがどこなのかが見つかるまでは。


4/27

兵庫県の電車事故…
発生から二日たった現在、死者は90人を超えたようです。

マンションに激突してひしゃげた車体の映像は、とてもショッキングだったし、
あの中にいた人々のことを想像すると、恐ろしさと痛ましさにぞっとします。

亡くなられた方、怪我をされた方々はもちろん、一瞬にして家族を失った
遺族の方々の無念や当惑…そしてやり場のない怒りは察するに余りあります。

事故原因として置き石や、スピード超過、旧式の停止システム等、
いろいろな事が挙げられていますが
肝心なのはやはり、乗り物を操作する人間の意識なのだと思います。

ダイヤの遅れを取り戻そうと焦って、粗暴な運転をするというのは、
車に乗っていて遅刻しそうだからスピード違反をするのと同じです。
自分のことしか考えていない。
もし隣に自分の家族や大切な友人を乗せていたらと考えれば、
そうした自分本位の行動はできないはずなのです。

もちろん、運転士はいうなれはば「会社員」ですし、
給料をもらって仕事をしているのですから、
責務に対して忠実になったり、ミスを補うために焦るのも分かりますが、
電車も車も飛行機も、乗せた人の命を預かっているわけですから、
まず、乗客の安全と安心を第一に考えて欲しいものです。
そして、会社…ここではJR…の体質も、ダイヤ優先、スピード優先ではなく、
多少の遅れで運転士を追い詰めたり、罰したりするのではなく
もう少しおおらかな余裕を与えて、運行していってもらいたいものです。

かけがえのないもの…
それは「時間」の前にまず「人の命」がくるべきだと思います。
数分の遅れと、乗客の不安、そして安全を計りにかけて運転をするのだったら、
それは「事故を起こしてもいいから急ぎます」と言っているようなもので、
もしそんなタクシーやバスがあっても、大抵の人は乗りたがらないことでしょう。
優先順位を、まずはもう一度考えて欲しいものです。

失われた人々の人生はもう戻ってはこないのですから。


とりあえず…
しばらくは電車の三両目より前には乗らないようにしようかな。
電車=安全という図式が、我々の頭の中で崩れかけてしまいましたね。


4/23

自分は小学一年生のときから、両手を使って生きてきました。

基本的に字を書くのが左手
筆で色を塗ったり、工具を使うのが右手です。
あと食べるのも右手、電話などをプッシュするのは左手です。

以下、思いついたものを挙げてみます。

鉛筆(シャープペン)…左
サインペン・ボールペン…左
筆ペン…左

筆(習字・絵筆)…右
ハサミ・カッター…右
箸…右
フォーク・スプーン…右
ボールを投げる…右
テレビのリモコン…右

携帯電話を持つ…左
キーボードを打つ…左メイン
サイフからお金を出す…左
CDを取り出す…左

ドライヤーを持つ…右
ヘアブラシ…右
歯ブラシ…右

こんな感じです。
生まれつき普通に右利きでしたが、小学一年のときに右手を怪我して以来、
左手で字を書くようになったわけです。

右手でご飯を食べながら、左手で字を書けます!(…自慢か?)

こうして、長いこと両手を均等に使ってきたせいか、
はたまた右脳、左脳ともによく発達したからでしょうか、
自分はこのように、ひどく想像力が豊かな人間になってしまったワケです…(^^;)

もう少し、普通に、楽に、あまり考えたり想像しすぎたりせずに生きられれば
良かったような気もしなくはないですが…

あ、でもおかげで両手を使うドラムは、
誰にも教わらずに比較的すんなり始められた気もするかな。

ああ…今日も右脳が…


*追記
野球は右投げ右打ちでした。
ちなみに、左手の握力は右手の2倍ほど…というか、
右腕の筋肉を断裂したので右手の握力は超弱…
サッカーは両足(生涯最高のゴールは左足のボレー)

そういえば子供の頃から妙にリアルかつ細密な夢を見ていたので、夜寝るのが怖かった…。
最近は見た夢もすぐ忘れますが(笑)

あ、そういえばマウスは右だ。
タブレットは左…

頭を掻くのは左…どうでもいいけど(笑)


4/17

中国の反日デモが深刻化していますね。
日本にいる中国の方や、中国にいる日本の方たちは
さぞ肩身がせまい思いをしておられることでしょう。

中国のという国の偏った教育や、情報の統制などは、
非難されるべきものであることは確かだと思います。

なんとか両国の誤解や齟齬を取り払えるように
政府同志の話し合いの場を持ってほしいものです。


ところで
世界最長の物語、栗本薫の「グインサーガ」がついに100巻を迎えました。

自分がこの物語と出会ったのは高校二年の秋。
暇だったので何気なく図書室で時間をつぶしていて、
そのとき偶然手にしたのが第一巻「豹頭の仮面」でした。

あまりの面白さに、昼飯代をけずって、当時29巻まで出ていたのを一日1冊ずつ、
昼飯と引き換えにして1ヶ月で読んだという記憶があります。

それ以来、「グインサーガ」は、私にとって最高のファンタジー小説であり、
どんな映画や漫画よりも素晴らしい最高の娯楽となりました。

そして10数年が経った今でも、
同じように単行本の発売後にはどきどきと胸踊らせる自分がいます。
たとえどんなに忙しくても、グインを読む時間は仕事を放り出して、
その物語世界に浸り、読み終えるまで読み続けます。

愛すべきキャラクターたちの運命の変転に一喜一憂し、
ときに同じように人を愛し、悲しみ、怒り、嘆き、そして幸せを体感する。
それはなんという素晴らしい体験でしょう。
この世界に住めたらどんなに良いだろうと、本気で思ったこともあります。

当初100巻完結を謳っていた栗本さんですが、今では100巻といえども単なる通過点と言っておられます
…なにしろ来月には101巻、再来月には102巻が出るのですから…。

この終わらない物語が終わる日が来るのか、それが150巻なのか200巻なのかは分かりませんが、
私はそれを最後まで見届けようと思います。

物語の中で多くの登場人物が出会い、別れ、死んでゆくように。
ときの流れとともに、このもう一つの世界を、私は愛し続けてゆくことでしょう。


4/11

昨日は桜を見てきました。


吉祥寺の井野頭公園です。
初めて行きましたが、日曜日ということもあってお花見客で大混雑でした。
桜はすでに散りはじめていて、池に花びらが落ちているのがとても綺麗でした。



公園内はあまりライトアップされていなくて、薄暗い感じだったので、
夜桜をたっぷりと堪能…というほどではなかったのですが、
やっぱり桜はいいものですね。日本人の心。

今日は雨だったので、今年の桜はこれで見頃は終わりですね。


3/20


今日は、GERARDSTARLESSのライブに行ってきました!!

久々の外出だったので、渋谷に行く前にお茶の水のDISK UNIONに寄って、
メタル、プログレのCDを漁り、計16枚ほどを購入。
内容は、かなーりマニアック(笑)最近辺境ものに凝りはじめているので、
スペインやアルゼンチンのメタルやら、チリや旧ソ連のプログレなど。
これらはいずれ私のCDレビューの方で。

さて、渋谷に着き、いざ意気揚々と会場へ。
渋谷駅から近いルイードK2。1月にALHAMBRAを見に来たのもここでした。

近づいていくと、開場前なのにすでに長蛇の列が…。
GERARDとSTARLESSでこんなに客が並ぶなんて…。

肌寒い早春の空気を感じつつ、並ぶこと数十分。ようやく開場時間。
ライブハウスに入ると、まずは物品コーナーで、先行発売されていたSTARLESSのDVDをゲット!

ドリンクを引き換え、ステージ左側の壁際、左のスピーカーの真ん前に陣取る。
なるべく体力を温存しようと、壁際によりかかって開演時間を待つ間にもお客はどんどんと増えてゆき、
やがて立ち見のスペースはキャパいっぱいに…。
それでもまだお客は途切れないらしく、「前に詰めてください」のアナウンスが響く。

私の知るかぎりメジャーでないプログレ系のライブで、こんなに客が来ていたのは初めて。
けっこう前にEGG MANで見たGERARDのライブは座席に座ってゆったり見ていたというのに…。
それだけGERARDに人気が出てきたということなのか。
それとも私のように復活したSTARLESSを見ようというコアのファンも多かったのか。

さて、定時より10数分押して、いよいよステージの幕が上がった。
イントロのSEはやがて聞き覚えのあるメロディへと変わると…
「STARLESSだ!」
アルバム「銀の翼」の1曲めのイントロに続き、その音が鳴った瞬間…
かつて学生のころに知ったこのバンドを、10年の歳月の後に、
自分は今ついに体感しているのだという…感慨に震えた。

1曲めの「銀の翼」からもう感激。
何度となくCDで聴いた、サビでの5/4拍子
「銀の翼広げ、空を飛べるな〜ら♪」
のメロディに合わせて頭を動かす。

メンバーはヴォーカルさん以外はオリジナルメンバーで、
少し前に見たDVDでの1986年のライブ映像からは、20年近い歳月が流れているので、
それぞれに年を経て風貌は変わっていたが(とくにギターの中川さん…)、演奏する音はなにも変わらない。
メロディアスでハードロックでキャッチーな、プログレファンが聴けるHR。まさに「あのスターレス」の音だ。

新ヴォーカルさんのMAIは、なんでも去年の12月にセッションをしたときに目に留まり、
正式メンバーとなったということだが、昔のジュラの歌声が大好きだった私でも、
すんなりと聴けるなかなかの歌唱を聴かせてくれた。
なにより、その派手やかな衣装やいかにもロック的な立ち居振る舞いを含めて、
スターレスというバンドの雰囲気にマッチしていたことは確かだった。



さて、曲は1st「銀の翼」からの曲をメインに、歌謡ロックっぽいキャッチーな「瞳の奥に」や、
ゆったりと始まり後半からの疾走が気持ちよい「ブレス」、疾走メタルとしても聴ける「予感」など、
耳に馴染んだナンバーが目の前で次々に演奏されてゆく。
間にメロウなギターのフレーズが印象的なバラードの名曲「WISH」も折り込みつつ、
ラストのアンコールでは1stのラスト曲でもある重厚な「明日の影」でしめる。
MCでの、「今回は3回練習出来た。神戸の時は2回」という言葉からは、
とてもそうは思えないような安定した演奏で、20周年記念のライブを堪能させてくれた。

個人的には、よりキャッチーになった2nd「SONG OF SILENCE」の曲や、
私がスターレスにハマるきっかけとなったメロディックな疾走曲「WAITIN' IN VAIN」なども聴きたかったが…、
まあそれは贅沢というものか。
なにしろ、9年前に東京であったスターレスのライブを見逃して以来、
その後の活動停止に後悔をつのらせていた私が、こうして初めて念願の彼らのライブを見ることができたのだから。
願わくば、この活動が一時的なものではなく
…できればニューアルバムを出すくらいまでの勢いでいってもらいたい…
そう願っていたのは、昨日のあの会場の中で私だけではなかったはずである。


さて、STARLESSのライブ終了後、続いてGERARDのセッティングが始まった。
どうやらドラム一式も総取っ替えみたいで、なかなか時間がかかっていた。
ということは、STARLESSはあの巨大なドラムセットをわざわざ関西から持ってきていたのかあ、とあらためて感心。
ここでスタッフの人がマイクを取り、スターレスの大久保さんが再びステージに。
そして、なんと…
特別ゲストとして元NOVELAのヴォーカルの五十嵐氏が登場。
これにはお客さん達は私も含めてびっくり。
そして、お二人の関西系トークが始まった。

GERARDの永川氏を含めると、今日はかつてのシェラザードのメンバーの3人までが揃ったのだなあ、
という感慨深げな話や、五十嵐氏がやっているURIAH HEEPのコピーバンドのライブの話、
さらには今年はNOVELAの25周年なので何かやりたいね、という話を聞いてお客さんも盛り上がり、
なかなかに楽しいトークでした。

ようやくGERARDの準備が完了。
なんでも機材の入りが遅れたせいで、GERARDはリハは抜きなのだという。
リハなしであんな複雑な曲をこなせるなんて。さすがプロ!

今回は、新ドラマーになっての初のライブということで、とても興味深かったのだが、
演奏が始まると、やはりジェラルドはジェラルドだった!

たった三人なのに、音の薄さは感じない。
とにかく激しく、テクニカルで、ロックしている。
ベースの長谷川氏は相変わらずのテクニカルなプレイで、永川氏のキーボードとの高速ユニゾンは凄いのひと言だし、
ZYYGの新ドラマー、藤本氏のプレイも前任の後藤氏に負けじとパワフルで、複雑怪奇な変拍子を完璧にこなしていた。

自分らの見ていた場所は、キーボードのすぐ前だったので、
ほんの1m先で永川氏が鍵盤を叩く様が、その指先の動きまでばっちりと見えた。



時に激しく頭を振り、ジャンプしたり、鍵盤に膝を乗せたりと、
永川氏のプレイスタイルは全盛期のキース・エマーソン並みにロックしており、
「楽しくて仕方がない」というMCでの言葉通り、実に生き生きとしていた。
まるでテレビ通販番組のようなたくみな話術でお客の笑いをとったMCでの物販コーナーを含めて、
いかにもライブ慣れした本物のミュージシャンである。

曲は去年のアルバム「POWER OF INFINITY」からの曲をメインに、
まだ名前のついていないという新曲3曲も披露、さらには「KEYBORD TRIO」や、
アンコールでは「REVENGE」といった古めの曲も聴け、
私の耳はカラフルなキーボードの音色とたたみかける変拍子の嵐とにもう満腹状態。
上からストリングス、ピアノ、ハモンドと、音色ごとに並べられた鍵盤上を
縦横無尽に走り回る指先を見ていると、なんだかぼんやりとトリップしてゆくような錯覚に陥り、
いつのまにか5/8拍子や7/8拍子のリズムに勝手に動いてる自分に気付く…(笑)

さすがに、ラストの方だと3時間以上の立ち疲れで、腰が痛くなっていたが…(^^;)

こうして大盛況のスターレスとジェラルドライブが終了した。
プログレ音楽をたっぷりと堪能し終え、足腰の疲れに半ばぐったりとなりながら、
満足感とともに私は会場を後にしたのだった。

家に帰ると、喉は痛いわ、鼻水は出るわ(会場の空気の悪さもあったのか)で花粉症状態(T-T)
寝る前に、購入したSTARLESSのDVDを鑑賞しました。

こうして、昨日は初めて生で見れたスターレスにすっかり感激した一日となったのでした。

いやー、プログレってほんとにいいもんですね!!


●STARLESSとGERARDのアルバムはamazon.co.jpでも買えます


3/6

メタルバンドのライブ終了しましたー。
いやー疲れた…
メタルでドラムを叩くのは実に3年ぶりだったので、
最後のほうはへろへろで、朦朧となりながら叩いていました(^^;)

当日のセットリスト
LOST IN THE TWILIGHT HALL (BLIND GUARDIAN)
FULL MOON (SONATA ARCTICA)
RUSTY NAIL (X JAPAN)
HEAVEN CAN WAIT (GAMMA RAY)
I WANT OUT〜FUTURE WORLD〜RIDE THE SKY (HELLOWEEN)
HEAVY METAL IS THE LOW (HELLOWEEN)

すでに1曲めからツーバス全開。
個人的に楽しめたのはX JAPANかなあ。
ラストの怒濤のハロウィンメドレ〜ヘビーメタル・イズザロウでは
つくづく己の体力不足を実感しました。
メタルは…体力ですねー。やっぱ。

↓すでにへろへろな(?)私の図…

                   撮影 Matsumoto

次は、もう少しゆったり目のメタルをやりたいです(^^;)
WITHIN TEMPTATIONとか、やりたいなあ♪


2/25

すでにお気づきかもしれませんが
この度、amazonのアソシエイトというのをやることにしました。

これは、自分のサイトからamazon.co.jp へのリンクを張り
それを伝ってamazonで購入者がでた場合、
サイトの運営者に数%(だいたい3%程度)の紹介料が払われるというものです。

自分の場合は主にメタル、プログレ系のCDになりますが、
このサイトを見てくださっている方が、欲しいCDを簡単に探せて
しかも私にも多少の利益が入るなら、それは一石二鳥かな、と。

しかしながら、
もちろんレビューはこれまで通りになるたけ厳しく、
いいものは良い、つまならいものはつまらん、の精神でやってゆきます!
amazonへのリンクがあるのはお薦めのCDのみになっていますのでどうぞご安心を

音楽ページの「CDレビュー」、又は「特集ページ」からも
個別のCDにリンクが張ってありますので、
よろしかったらぜひご利用くださいm(__)m
  
            緑川


2/8


なにかを変えたい
変えたいと思いつつ
なんにも起きない今日と明日

外は雨ですよ
雨は嫌いじゃない
雨の降るしとしとと、いう音がいいね
空気もキレイになるし
花粉も飛ばない

だから今日は調子がいいはずなのに
うすらぼんやりとしてしまうのはなぜ
ぱーっと外に出て
どっか行って
旅に出たりして
さらさらの気分になりたいのに
そうもできない今日と明日

憂鬱なわけではない
幸せなわけではない
だからつい
ここにいてしまう

探しても見つからない場合は
どうしたらいい
求めても手に入らない場合は
どうしたらいい

答えのないまま
ときは流れてゆく

ただ流れてゆく

俺の知らない、この今でさえも
誰かと誰かが出会い、
別れ、傷つき、愛している
それが「とき」ということだ

完璧なものなんていらない
完璧なことなどできない
それが分かっている今となっては
甘やかすことに慣れてしまう

だからなにかを変えよう
つかまえるのが怖いのだとしても
つかまえるのをあきらめてはだめだ

疲れて休む間にだけは

ときは優しく降る


1/31

もうご覧になったかもしれませんが、
音楽ページにフィンランドのバンド特集を作りました。
http://www.lily.sannet.ne.jp/midorikawa/finland.htm
今、フィニッシュメタルが熱いんですよねー。
STRATOVARIUSはもちろん
SONATA ARCTICANIGHTWISHCHILDREN OF BODOM
このフィンランド四天王を中心に、他にもメロスピ、メロデス、ゴシックなど
いいバンドがたくさん。

あるとき
アレ…なんだかフィンランドってすごいぞ…
と気付いたのがきっかけで、この特集を作ることにしました。
メジャーなものからややマニアックなバンドまで、取り揃えて紹介しております。
メタル好きの方も、あるいはメタルはまだ初心者の方も
ぜひご覧ください。
なんらかの参考になればと思います。
ご意見ご感想などありましたら、ぜひメールかBBSの方にお寄せください。


1/24

アニソンバンド、B.F.Sのライブ無事終了ー。

いやー、久々に熱くドラム叩きまくりでスッキリ。

実はその前日22日は、ALHAMBRAのライブを見に行ったのです。
元MARGE LITCHのメンバーたちによるシンフォニック・プログレ・メタルバンド。
ネットで知り合った方々と見に行き(初対面の方もおりました)その素晴らしいライブを堪能。
凄まじい演奏と、音の迫力にめったに味わえない高揚感を全身で感じました。
曲だけではなく「音」で聴かせられる演奏、というのですか、
いつかあんな演奏をしてみたい…そう思わせるライブでした。
ラストでは、ゲストにKEYのYHUKI氏が在籍するARK STORMのギターとヴォーカルさんが加わり
UKの「IN THE DEAD OF THE NIGHT」をやったりして盛り上がりました。
ライブ後は、一緒に行った皆さんと飲み屋で音楽話に花が咲き、とても楽しかった。
3/19には今度はなんとSTARLESSとGERARDのライブがあるというのでこれも楽しみです。

で、その翌日が自分のライブでした。
雪…降ってました。
寒かった。
でも、ステージは熱かったです。
ALHAMBRAのライブを見ていたからか、
けっこう「やったるー」という高揚感があって、
リハの時は落ち着いていたんですが、いざ本番になると…
熱きロック野郎の血が燃えたぎり、なにかに取りつかれたように叩きまくりました。
終わったあと、自分がどんな演奏をしたのか、記憶にないほど…(笑)
録音聴くのが怖い…。
しかし、やっぱり楽しかった。
ライブはいいもんですね。
前回は水疱瘡の病み上がりでへろへろでしたが
今回は自分のすべてをさらけだして演奏した気がします。
いろいろミスしたり、リズムが走ったりはしたでしょうが、
機械のように淡々と完璧な演奏をするより、その方がいい。
自分の中にある何かを「音」で伝えられる演奏、そんな演奏を目指したいと思っています。
怒りとか、悲しみとか、喜びとか、楽しさとか、私自身を音にして表現したい。
自分がバンドで演奏する理由は、たぶんそれなのでしょう。

次回はメタルライブやります。
3/5(土)
HELLOWEEN、GAMMA RAY、BLIND GUARDIAN、X JAPANなどを。
まだ全然練習していないので、
これから曲聞きなおさないと…(^^;)


1/17

いよいよライブまであと一週間。

昨日もバンド練習でした。
ドラム叩きまくりで、けっこう疲れた。


さて、これは昨日バンド練習に行く前のお話。

池袋にて、まだスタジオの時間まで余裕があるのでメシでも食うかと
東口のめし屋丼で、チゲ定食+肉じゃがを食べていたら…
横の席にいた二人組の若者の会話が耳に入ってきました。

「××先輩ってさー、京都の社長令嬢と結婚したんだぜ」
「マジで?」
「しかもその令嬢がすげえ美人でさ。××先輩もカッコいいし、
あれは非の打ち所がない美男美女だよなー。しかも時期社長候補だぜ」
「すげえな」
「××先輩、超勝ち組じゃねえ?それに比べて俺なんて…もろ負け組だよ」

コイツらいくつなんだ?と思っていたら、若者たちの会話は別の話題へ

「そういや、この前成人式に行ったら、××に会ってさあー」

(成人式…てことは)
(おまえら…まだ20歳の小僧のくせに、その歳で勝ちも負けもあるか、アホ!)
と、横でチゲ定食を頬張りながら内心で憤慨する私。

だったら、いい歳して今だ独身でバンドなどやっている俺は、
もしかして「超負け組」だってのですか?ええおい?
…などと文句も言いたくもなりましたが、
そこはぐっとこらえつつ席を立ち、メシをおかわりにゆく私でした…(^^;)

めし屋丼はおかわり自由なのです…
*めし屋丼メューページ
http://www.plenus.co.jp/meshiyadon/menu/index.html


話は戻って
しかし…こういう奴らが今の学生の大半だとすると、
そのうち日本は金もうけ以外の価値を見出せない国になりそうですな。
金もち=勝ちという。アホくさ。
勝ちだけが価値でない!…とギャグをいいつつ抵抗しよう(笑)

さて、蛇足として
彼らの会話に頻繁に出てきたのですが、
最近の若者は会話のなかで「マジで?」と「リアルで?」というのを使い分けているようなのです。

「マジで?」というのは自分もよく使っていたものですが、
「リアルで?」というのは初めて聞きました。
どうやらよく聞いていると「リアルで?」というのは、「マジで?」のさらに上の段階、
「実際に本当に」という意味であるらしいのです。

皆さん知ってました?


1/3

あけましておめでとうございます


なんだか、いつにもまして「新年」という実感の沸かぬ感がありますが…(^^;)
ともかくも、新しい年ということで、
今年もよろしくお願いします。

昨年は、大きな天災や…
…インドネシアもそうですが、忘れられがちな新潟の方も
被災者の方々はまだまだ大変であろうと思います…
…いたましい事件、事故などが目立った気がします。

今年一年が、世界的にも自分的にも
少しでもいい方向に向かうことを祈りつつ
自分もなるたけ強さと優しさを身に着け
意志の力で頑張ってゆこうと思います。

SNAKE HIP SHAKES(ZIGGY)の「STRONG WILL
の歌詞を思い浮かべながら…


死ぬまで憧れ続け 振り向かず歩いてゆこう
小さな自分に満足などせず
俺は必ず手に入れる
愛するために必要な勇気と優しさ
誰にも負けない
強い 意志の力で


てなかんじで
ぼちぼちと気合も入れながら
頑張ってゆこうと思ってます。

今年もどうぞよろしくお願いしますm(__)m


                          2005.1.3 緑川 とうせい


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