最近のこと 2012年度
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12/31


井岡くん強かったねえ!

さて、恒例の日記です。
あっと言う間の2012年をさらっと振り返りませう。


年々、ときの過ぎるのが早くなり、気付けばすべてがすごい勢いで流れていっているような気がします。
あっと言う間にいろいろな物事が…大切なこともそうでないことも、一緒くたになって去ってゆき
そしてすぐに忘れていってしまう。大切なこともそうでないことも。

ネットだアイフォンだ、タブレットだと、我々はその進化する利便性を日々享受し続けていて、
年々、そして日に日に、受け取る情報量ばかりが増えてゆき、それらは頭の中で溢れかえり、
煩雑な情報どもの理解と整理だけでてんやわんやしていて、
それらをちゃんと整頓してひとつひとつを飲み込んだり、記憶の中に植えつけたりする以前に、
また次の情報がかぶさってゆき、いつのまにかどうしょうもないほど積み重なってしまう。

結局、消化が追いつかなくて、水洗トイレのごとくすべてを流し続けなくては、
押し寄せる次の情報たちを受け取るのに間に合わない。
大切なものも、そうでないものも、自動的に流し続けてゆかなくてはならない。

立ち止まったときにふと思い出そうとしても、その瞬間にまた携帯のメール受信が音を立て、
コメントやイイネがついたとささやかに喜び、ツイッターのレスをしなくてはならず、
そうしたらまた次のつぶやきを送信しなくてはならない。

立ち止まったときでさえ、我々は頭を空にして考えることを許されない。
あるいは、空にすることを恐れている。
どうでもよいことだとは思いながら…どこかで待ちわび、そして恐れている。
自分がここにいること、己の存在を示す為に、なにかをつぶやき、レスをせずにはいられない。
そうしなくてはすぐに忘れ去られ、消えてしまうのではという、思い込みの驚怖が次の言葉を急かさせる。

それはなんとせわしなく、疲れることでしょうね。
ときにはどうでもいいやと、PCや携帯の電源を消し、寝てしまいましょう。
己の存在を描けるのは己自身の思いだけ。
己の存在する時間を自分自身で作ること。
こんなせわしない時代だからこそ、それを大切にしてゆきたいものです。


さてと、いってみますか。プレイバック!

1月は靖国神社に初詣にゆきました。
知人のバンド、ライトニングのライブにも行ったっけ。IRON格好いいね。
それから、大好きなRIOTのマーク・リアリが亡くなって、かなりショックを受けました。

4月は新宿御苑へお花見。今年も綺麗な桜が見られました。

5月には東京スカイツリーが開業、いつかいってみたい。

6月はオリジナルバンドRadiant Soulのライブやりました。
観に来てくれた昔のバンド仲間と16年ぶりくらいに再会しましたよ。

7月はRIOT&クサメタルセッションで盛り上がりました。ワタクシは念願の“紅”を演奏。
このセッションで、これまた昔一緒にバンドやっていたJoeくんとRIOTやVIPERの曲で久々に演奏しました。
これをきっかけに、VIPERのコピーバンドも始めることになったのですよ。
クレッシェンドでRSのライブもやりました。若きギタリストAblahamはこれを最後に北欧へと旅立ってゆきました。

ロンドンオリンピックは、体操の内村君が個人総合で金をとり、レスリングの吉田さんは見事三連覇、
サッカーなでしこジャパンが銀メダルに輝き、男子サッカーも初の4位という見事な結果。
個人的には、応援していた柔道女子の松本薫さんの気迫の金メダルに感動しました。

夏の暑さを乗り切って9月になると、
WITHIN TEMPTATIONコピーバンド、Ocean Queenの初ライブが実現!
構想から1年と5ヶ月あまり、初期ウィズインの世界を再現したいという思いから結成したバンドでしたが、
想像以上のバンドとなって、ついにお披露目できたことは感無量でした。
中世ヨーロッパの展示会にも行きました。鎧や剣を手にして、騎士たちの戦いに大興奮。

10月には友人と福島へ旅行しました。
自然豊かな景色の中、のんびりと温泉につかり、まったり&ほっこり。
少しでも復興の足しになればとみやげを買いまくりました。

11月、北欧メタル祭りのライブイベントにOcean Queenで出演させていただき楽しかった。
知り合いが多いイベントでしたが、どのバンドもクオリティ高かったです。
またこんな濃い〜いメタルイベントやりたい。
巨人が優勝、日本一になりアンパンマン阿部がMVP、
海の向こうではオバマ大統領が再選しましたな。

12月、トンネルで天井落下の大事故が起こり、
解散総選挙で自民が圧勝、松井が引退して、
あっと言う間に年の瀬を迎えたわけですね。

771枚のCDレビューもしたし、バンド活動も充実してました。
来年はさらに増えて4バンド掛け持ちですよ!
すでに1月、2月の土日のスケジュールがびっしり。オレはミュージシャンか!笑
日々足腰を鍛えて準備しております。

流れゆくときの中で、あらためて1年を振り返ることで、
忘れてしまいそうな物事やそのときの気持ちを思い出し、心にとどめる。
これからさらにときは加速してゆくかもしれませんが、
そのときどきの大切なことを、そのときの一瞬の喜びや悲しみや切なさを、
自分の一部として、また進んでゆきたいですね。

来年もよろしく。


ps.
2/11(月祝)には、さっそくOcean Queenのライブがありますので、ぜひお越しくださいね♪
http://metalprogre.web.fc2.com/oceanqueen.htm


12/30


2012年メタルとプログレベスト&部門別ベスト発表です!
今年聴いた771枚のアルバムから選ばれたのは以下の通り!


★総合ベスト10★


■第1位■
SIGH「In Somniphobia」


■第2位■
Luca Turilli's RHAPSODY「Ascending To Infinity」


■第3位■
Alcest「Les Voyages De L'ame」


■第4位■
Swallow the Sun「Emerald Forest and the Blackbird」


■第5位■
Ensiferum「Unsung Heroes」


■第6位■
浜田麻里「Legenda」


■第7位■
ALHAMBRA「SIEGFRIED」


■第8位■
MANIPULATED SLAVES「LOVE & DEATH」


■第9位■
CIRCUS MAXIMUS「NINE」


■第10位■
ACCEPT「Stalingrad」


■次点■
KREATOR「Phantom Antichrist」



以下、部門別ベスト

◆メロパワ/メロスピ/シンフォメタル部門◆
1.Luca Turilli's RHAPSODY 「Ascending To Infinity」
2.ACCEPT 「Stalingrad
3.Freedom Call 「Land of the Crimson Dawn」
4.PATHFINDER 「Fifth Element」
5.BLACK MAJESTY 「Stargazer」
6.Orden Ogan 「To The End」
7.SECRET SPHERE 「Portrait of a Dying Heart」
8.Fogalord 「Legend to Believe in」
9.LONEWOLF 「Army of the Dammed」
10.Crystal Viper 「Crimen Excepta」
11.SONATA ARCTICA 「Stones Glow Her Name」
12.Grave Digger 「Clash of the Gods」
13.STRIKER 「Armed To The Teeth」
14.KATANA 「Storms of War」
15.KAMELOT 「Silverthorn」
次点.Thy Majestie 「ShiHuangDi」


◆プログレメタル部門◆
1.CIRCUS MAXIMUS 「NINE」
2.Spheric Universe Experience 「New Eve」
3.DISAFFECTED 「Rebirth」
4.Lord Of Mushrooms 「Perspectives」
5.AFFECTOR 「Harmagedon」
次点.DREAMSCAPE 「Everlight」

◆テクニカル&ヘンタイ系部門◆
1.Spawn of Possession 「Incurso」
2.BETWEEN THE BURIED AND ME 「Parallax II」
3.Meshuggah 「Koloss」
4.Skyharbor 「Blinding White Noise」
5.Trioscapes 「Separate Realities」
次点.Diablo Swing Orchestra 「Pandora's Pinata」

◆ハードロック部門◆
1.Lillian Axe「The Days Before Tomorrow」
2.Devil's Blood 「Thousandfold Epicentre」
3.LANA LANE 「El Dorado Hotel」

◆ベテラン部門◆
1.MAGNUM 「On the 13th Day」
2.SAGA 「20/20」
3.ANGEL WITCH 「As Above, So Below」

◆ゴシックメタル部門◆
1.Swallow the Sun 「Emerald Forest and the Blackbird」
2.EPICA 「Requiem For The Indifferent」
3.XANDRIA 「Neverworld's End」
4.The Murder Of My Sweet 「Bye Bye Lullaby」
5.DELAIN「We Are the Others」
次点.VOICES OF DESTINY 「Power Dive」

◆デス/ブラック系部門◆
1.BARREN EARTH 「The Devil's Resolve」
2.Enslaved 「RIITIIR」
3.A Forest Of Stars 「A Shadowplay For Yesterdays」
4.Hail Spirit Noir 「Pneuma」
5.Al-Namrood 「Kitab Al Awthan」
次点.BLACK MESSIAH 「The Final Journey」

◆日本部門◆
1.浜田麻里 「Legenda」
2.ALHAMBRA 「SIEGFRIED」
3.MANIPULATED SLAVES 「LOVE & DEATH」
4.Versailles
5.LIGHT BRINGER 「Genesis」
6.LIV MOON 「Symphonic Moon」
7.ANCIENT MYTH 「Akashic」
8.MinstreliX 「TALES OF HISTORIA」
9.DragonGuardian 「聖魔剣ヴァルキュリアス」
10.HEAD PHONES PRESIDENT 「Stand In The World」
次点.REGULUS 「STAR★REGULUS」

◆プログレ/シンフォニックロック部門◆
1.BIG BIG TRAIN 「English Electric Part One」
2.HOSTSONATEN 「The Rime of The Ancient Mariner - Chapter One」
3.Mostly Autumn 「The Ghost Moon Orchestra」
4.MOON SAFARI 「Lover's End Pt. III - Skelleftea Serenade」
5.Echolyn
6.IZZ 「Crush of Night」
7.Steve Hackett 「Genesis Revisited II」
8.LALLE LARSSON'S WEAVEWORLD 「Nightscapes」
9.GLASS HAMMER「Perilous」
10.IT BITES 「Map of the Past」
11.RPWL 「Beyond Man & Time」
12.Sanguine Hum 「Diving Bell」
13.Neal Morse 「Momentum」
14.KAIPA 「Vittjar」
15.The Flower Kings 「Banks of Eden」

◆プログレ的なロック部門◆
1.MOTORPSYCHO 「The Death Defying Unicorn」
2.Crippled Black Phoenix 「(Mankind)the Crafty Ape」
3.Flying Colors
4.Beardfish 「Void」
5.North Atlantic Oscillation 「Fog Electric」
6.Coheed & Cambria 「The Afterman: Ascension」
7.Crippled Black Phoenix 「No Sadness Or Farewell」
8.Ancestors 「In Dreams & Time」
9.Storm Corrosion
10.Anathema 「Weather Systems」


*各アルバムについての詳しいレビューはこちらのページをご覧ください♪



10/6

先日、福島へ旅行に行ってきました。

被災地とは離れた会津方面だったのですが、場所によっては人も少なくずいぶん閑散としていて、
旅行者も多少戻ってきてはいるようですが、温泉地などでもまだまだにぎわうほどにはいたっていません。
少しでも復興の足しになればと、おみやげなどを買いまくってきました。



泊まった宿はここ。南会津の藤龍館。
緑に包まれた渓谷ぞいにある、とてもよい感じの旅館でした。



なんと部屋には備え付けのかけ流し温泉が。贅沢だ〜!


夕食。盛り沢山でお腹一杯。地元の牛肉のやわらかいこと!地鶏の鍋も最高でした。


部屋から見える景色。緑の山々が一望できます。夜は星がきれいでした。


翌朝の露天風呂。い〜い湯だっな〜♪


露天風呂からの景色。


渓流の眺めと、川の音に癒されます。

旅館をチェックアウト。

緑豊かな景色をみながらのんびり歩きます


のんびりとした田舎の風景に心なごみますね。


歩くこと30分あまり…はあはあ…山道や田園地帯を抜け、
渓谷の向こうに見えてきた。


国指定天然記念物である景勝地、塔のへつりにやってきました。


エメラルド色の川とそびえ立つ奇岩の風景が神秘的でした。


吊り橋を渡るワタクシ。けっこう揺れるんですよ。


吊り橋からの眺めです。


ローカルな単線に乗って戻ります。春日部〜浅草まで接続しているので、
東京や埼玉から来ようと思えば電車一本で来れてしまうのです。



旅館近くの鉄橋からの渓谷の見晴らし。


うわ、なんだこの奇岩は。ライディーンか?


江戸の風情を残した大内宿へ来ました。
かつての宿場町の様子を奇跡的に保存した場所なのです。


茅葺き屋根の家並みが風情を感じさせます。


大内宿で見かけたお花

一路、会津若松方面へ。

若松城(鶴ケ城)へ来たぜ!


鎧姿の武士がいました。戊辰戦争の生き残りの方でしょうか。


お城自体は復元ですが、石垣や堀は歴史を感じさせるような空気に包まれていました。


お堀で見つけた白鷺。僕が見ている前で優雅に飛び立っていきました。


帰りは猪苗代湖をぐるりと回り、サンセットを見ながら帰路につきました。


福島へ行ったのは、じつは小学校の林間学校(少年自然の家)以来だったのですが、
やはり行ってみないとわからない、その土地「今の空気」というものはあるものですね。

他にも素敵な観光地はいろいろあるので、またそのうち行ってみたいですね。
おみやげに買った会津そばをさっそく食べました。とても美味しかったです♪


9/16


昨日は川崎へ「中世ヨーロッパ関連展示会〜Mistletoe Medieval Festival」に行ってきましたよ♪
http://woodruff.press.ne.jp/illusion/medieval_festa03.html


会場に着くや、そこはもう剣や鎧や、中世の衣装に着飾った人々の世界が広がっていました。

美しいサリット(兜)に萌え〜!横にはメイスなどの武器類も。


ウホッ…見ているだけで楽しい。もちろん触っちゃいました。


鎧だ〜!


剣を構えるワタクシ


一般の参加者でも兜やゴーントレッドを付けさせてもらえます。


会場はこんな感じで、妖しげなマスクの人も


ベネチアンなマスク。店員さんとお話ししたら、なんとLIV MOONのマスクを作った方でした!


妖しげなマスクをつけてみた。


羊皮紙の古文書。カッコいい!


実際に羽ペンで羊皮紙に文字を書きました


中世音楽のコンサート…ハープやバグパイプ、ハーディガーディ、リコーダーなどの音色にウットリ。

さあ、いよいよキャッスルティンタジェル&Avaloによる模擬試合が始まる!

右がドイツ人の師範の方です。前に目白に観に行ったときは鎧姿でした。


体格や鎧にもさまざまな違いがあって面白い


剣と鎧がぶつかる、激しい戦いが繰り広げられました


多人数の混戦は迫力たっぷり!


外人さんの戦士。やっぱりサマになるねえ〜!


美しい衣装の方だったので思わず写真撮らせてもらいました。

こんなカンジで、中世の世界とロマンを満喫してきました。
創作の参考にもなったし、楽しかった。
なにより…剣欲しい〜!


9/4


先日9/2は沼袋サンクチュアリにて、WITHIN TEMPTATIONコピーバンド
Ocean Queenの初ライブが行われました。

構想から1年と5ヶ月あまり、初期ウィズインの世界観を再現するというコンセプトのもと、
こうして集ったメンバーたちがひとつになって、幻想の世界を作り上げたのです。


美しきゴシックな宴…麗しい我が歌姫と鍵盤姫、その他3人の華麗な演奏が、沼袋に響きわたりました。



セットリストは以下の通り。

Deceiver of Fools
Jillian
Stand My Ground
Forsaken
Mother Earth
Ice Queen

2nd「Mother Earth」、3rd「The Silent Force」からの曲オンリーです♪
やっぱこの頃のウィズインは、他にない世界を描いていたなあ。


ワタクシもいつもよりも、お耽美な雰囲気でドラムを叩かせていただきました。


対バンさせていただいたのはNightwishのコピーバンド、海Projectさん。

こちらも素晴らしいバンドさんで、オペラティックな歌声を堪能させていただきました。
スネア貸していただきありがございました。またぜひご一緒しましょう!


ご来場のみなさま、ありがとうございました。
我々Ocean Queenは今後とも、優美なるウィズイン愛を胸に頑張ってまいります。

次回ライブは、11/3 錦糸町Rebirthです。
STRATOVARIUSHAMMERFALLのコピバンさんなどとご一緒します♪

その前にスネア買おうっと。
じつはライブ直前に愛用のローズウッドのスネアが壊れてしまったのです。泣
思い切ってカノウプスのブラスシェルにする予定。

さあ次の宴も楽しみだ!


8/22


世間における芸術の価値というものが少しずつ変わり始めてきている。

いまの人々は、ツイッターやSNS、ブログなどでの自己表現に忙しくなり、
かつてほどには他者の芸術作品を貪欲に追い求めるという意志が失われてきているようだ。

日記や写真、つぶやきなど、ブログやSNSにおけるささやかな取り巻きへの自己顕示欲を満たす毎日で、
なかなか芸術の本物の深淵に触れることがないまま、慌ただしく時間が過ぎてゆく。
いわば、現在というのは、誰しもが表現者の立場となれるわけで、
人からのコメントやイイネを欲しがり、取り巻きの多さに優越感を持つという、
いっぱしのアーティスト的な錯誤が可能になってきてしまった時代とも言える。

ネットには絶えず情報があふれかえり、
その星の数ほどの多くの情報の中から、己の嗜好するものを見抜いて
それを探し出して選択し、じっくりと鑑賞するという労力、
その能動的作業をこなす忍耐もいまの人々にはない。
この時代において、もっとも必要になるのは、そうした取捨選択の能力であり、
限られた人生の時間の中で、いかに不要なものに目を向けることなく情報を選び出し、
己の美意識にそった選択をし続けてゆくかが、質の高い情操の成長へとつながるのだと思う。

だが、そうしてまで深く追求をし、より良い表現物を求める人間というのは、
己をその高みまで成長させたい、あるいはそれらを垣間見たいという、
強い好奇心や向上志向のある一部の人間のみで
多くのものは、ただ与えられた情報、ぱっと目についた手頃な物で満足し、
その次にはまた、ただの己自身のための表現の場である箱庭へと埋没してゆくのだ。
手軽な検索による結果のみが全てだと信じることは、じつは大変危険なことなのだが。

簡単に言うと、モノが売れない、芸術が売れない、音楽が、CDが売れないというのは、
もちろん経済的な不況や、違法ダウンロード、商品のデジタル化といった個別の要因のせいもあるだろうが、
結局は、増え続けるアーティストの数に比して、それを深く追い求める人々が少なくなったからであり、
手軽な自己表現を可能とするツールが、誰しもを「簡易アーティスト」に仕立て上げているからだとも言える。
そして、いかにつたなくとも己の表現に費やす時間が己の大切な存在意義であり、
表現としての芸術を探求するのではなく、狭いコミュニティの中で己を認めてもらいたいという、
そのささやかな欲求がなにより勝っている。それらネット・アーティストたちに余分な時間というものはない。
日々のつぶやきや写真や動画の掲載や、アプリや、コメントやリツイートやなにやかやで、とにかく忙しいのだ。

一流の凄さよりも、身近なアイドル、身近なバンドでよしとする傾向は、今後もしばらく続くだろう。
いまの人々にとっての大事なキーワードは「共感」、そして「共存」であり、
誰かとつながれること、あるいはつながった気分になれること、
なんとかして己の存在というものを認めてもらうこと、それがすべてである。
寂しいことであるが、畏怖をもって見つめるべき天才肌の芸術家というのは、
今となっては誰にも求められなくなってしまったのかもしれない。
あるいは、なんとなくそういうものを欲してはいても、
膨大な情報の中から探すことができなかったり、時間も労力もかけられないが
できることならそれに触れてみたいというような方も、きっといるにはいるのだろうか。

他ならぬ自分は、たえず、本物を嗅ぎ分け、それを探し出す人間でいたいし、
このサイトが音楽における、そうしたソムリエ的な、探求の助けになればいいと、そう願っている。
しかしそれとても、じつは、芸術の深淵を垣間見ずにはおけないという、
生来の欲求にただ正直であるにすぎないのだが。

ときのながれのなかで、
ただ我が儘にあれ


8/16


昨日はバーン・ジョーンズ展を見にゆきました。


三菱一号館はレンガ造りで古き良き風情のお洒落な建物でした。


中庭もどことなくヨーロピアンな雰囲気。

建物の中も、とてもいい感じで、コツコツと足音のよく響く床を歩きながら、
それぞれの部屋に飾られた、ギリシャ神話やらアーサー王やらの絵画を鑑賞するのは
なかなか幻想的な感じで楽しめました。


ペルセウスの鎧を見て、なんとなく聖闘士星矢を思い出したり。

ラファエル前派系の人々は、ようするに神話とかファンタジーが大好きな連中なんだなあと、
あらためて思いました。もちろん自分も大好きです。笑

そのうちウォーターハウス展やってくれないかな〜。



7/30


吉祥寺クレッシェンドライブ
無事終了しました〜!

ご来場のみなさま、ありがとうございました♪
いやー、さすがクレッシェンドはレベルが高いですね。
どのバンドさんもクオリティが高かったです。


クレッシェンドに到着のワタクシ


熱いメタル魂が炸裂するぜ!


お客さんも多くてなかなか盛り上がりました!

ウチはまだまだ練習不足で、ツメの甘さもありましたが、
やっぱりライブは楽しいですね♪

動画がアップされました。
*幻想
*Metal Warrior


じつは今回のライブを最後にギタリストが北欧へ留学してしまうので、
Radiant Soulでは新たなメンバーを募集中です♪
非正統派系&クサメロでプログレなギター弾きさん、ぜひよろしくお願いします!

加入を希望してくださる方はお気軽にメールにてご連絡ください。




7/2


先日は秋葉原にてRIOT & クサメタルセッションが開催されました。



*セットリスト
RIOT - Thundersteel
RIOT - Warrior
RIOT - Storming the Gates of Hell
RIOT - Black Leather
RIOT - Road Racin'
RIOT - A Whiter Shade of Pale(青い影)
RIOT - Flight of the Warrior
X - 紅
Stratovarius−Father time
Rhapsody - Dawn Of Victory
Dark Moor - Silver Lake
Dark Moor - A New World
VIPER - At Least a Chance
VIPER - To Live Again


ツインペダル揃い踏み

18名の猛者たちによる熱い祭りは5時間にもおよび、
セットリスト以外にもHELLOWEENの“Eagle Fly Free”、“I'm Alive”なども即興で演奏。

ワタクシがドラムを始めるきっかけとなったエックスの“紅”やなつかしのVIPERもできたし、、
十数年ぶりのバンド仲間と久々に一緒に演奏できて楽しかった。
すばらしい演奏者と超絶な歌い手さんたちが集ったことに感謝いたします。


ドラム叩くワタクシ


動画をちょびっと公開。
R.I.P.マーク・リアリということで、
PROCOL HARUMの名曲、A Whiter Shade of Pale(青い影)のRIOTバージョン
http://www.youtube.com/watch?v=bhdiPiepq9o&feature=youtu.be
ワタクシの跳ねる左足に注目。おかげで今日は左足のスネが筋肉痛です。笑

RIOT - Thundersteel
http://www.youtube.com/watch?v=5LHBDawTV08
ヴォーカルさんのハイトーンがすごかった!

RIOT - Flight of the Warrior
http://www.youtube.com/watch?v=ZPDdDUe_6w4
もっとドラム映してよぉ〜!笑

というワケでみなさまありがとうございました!
打ち上げもビールを浴びるほど飲んで楽しかったです。


さて、次の野望は
VIPER「Theatre of Fate」完全再現バンドだな!


6/25


沼袋ライブ無事〜!

いやー、急遽決まったライブということで、練習不足もいいとこですし、
ヴォーカルはリハに来られずに本番30分前に合流という、
まさにぶっつけのステージでしたが、なんとか乗り切りました。



さあ、気合い入れていくぜ!


スウェーデンへ留学するギタリスト、アブラハムも気合い入ってます!


ワタクシもせわしなくドラム叩きまくりました!


快速の止まらぬ沼袋に足を運んでくれ、おおいに盛り上げていただいたお客さん、
そして対バンさまに感謝いたします!


さて、今回は出番がトリだったので、リハが終わってからだいぶ時間があったのですが、
会場近くの喫茶ミカド(古き良き風情のお店で落ち着きます)でコーシー飲んで外に出ると…
なにやら向こうから歩いてくる、見覚えのある風体が。

ワタクシが二十代前半だったあの頃、
一緒にオリジナルバンドをやっていた、そのときのヴォーカルのイワタくんではないか。
おお…久しぶりだなあと思いつつ、話してみるとお互いあまり変わらず、
16年ぶりくらいだというのに、自然体の再会となりました。
もう一人、ギターをやっていたノナカくんも来てくれて、最前列でライブ見てくれた。
写真も頼んじゃって、あんがとね!


というワケで再会した彼とのツーショット♪

対バンさまのクオリティがどれも素晴らしく、甘んじて我々のラフさが引き立つようなイベントでしたが、
とても楽しかったです。


そして、もちろん
Radiant Soul7月の大ホンチャンライブもお見逃しなく!

■2012 7/29(Sun) 吉祥寺クレッシェンド
「LOUD&PROUD vol.290」
くわしくはこちら


…とりあえず、 練習します!!


ps.
今回も、ワタクシの大ファンのマンガ家さまに差し入れをいただきました♪
ロイスダールのチョコレートケーキ♪ありがとうございます高見先生!
ちなみに僕もイニシャルはMTなんです。ハンドルも本名も。こりゃ偶然です!


6/20


気付けばライブまであと4日!

我がメタルバンドRadiant SoulのギタリストAblahamくんが、8月からスウェーデンに留学することとなり、
彼と一緒にバンドができるのもあとわずか…ということで、できるかぎりライブをやってしまおう、と
今回は急遽決まったライブなのです。

新曲2曲を含めて、新たにシンセアレンジもし直した楽曲で勝負します!
クラシカル&キャッチーなスピードメタル曲や、正統派メタル、ヴァイキング風味の曲まで、
いろいろ楽しめると思いますので、みなさん、ぜひ見に来てくださいね!

Radiant Soul
2012 6/24(Sun) 沼袋サンクチュアリ
Screaming Assault vol.125」
OPEN 17:00 START 17:30

*詳しくはこちらの告知ページにて



そして、こちらもぜひ!

北欧へと旅立つギタリスト、Ablahamのラストステージ!
2012 7/29(Sun) 吉祥寺クレッシェンド
LOUD&PROUD vol.290」
OPEN 17:00 START 17:30

* 詳しくはこちらの告知ページにて


5/4


昨日は、J.A.シーザーのコンサートへ行ってまいりました。



J.A.シーザーは寺山修司による、劇団「天井桟敷」の音楽担当であり、
寺山修司の死後は「万有引力」を率い、アニメ「少女革命ウテナ」の音楽などでも活躍、
そのシーザー氏が、70年代の楽曲も含めて演奏し、自ら歌うというのですから、これはぜひとも見に行かねばと。

会場の新宿FACEは、昔は確か「リキッドルーム」だった所ですね。
ずいぶん前にカンニバル・コープスを見に行った記憶があります。
さて、場内にはいると、いつもゆくようなメタルのライブとは異なる雰囲気で
客層も老若男女さまざま。サイケデリックなBGMに包まれた会場内は
なにやら、不思議な世界で、古き良き昭和の時代の雰囲気が漂っておりました。

ずいぶん時間を押して、ついに開演。
のっけから“絶対運命黙示録”〜“バーチャルスター発生学”というスタートで、
男女の混声合唱で再現される楽曲は、ウテナ好きにはもう悶絶でした。
その一種独特なウテナの決闘曲はこちらで聴けます。

ティンパニを叩いていたシーザー氏が中央へ移動、
ギターとマイクを手にすると、がらりとステージの雰囲気が変わりました。
束ねた白髪にサングラスというシーザー先生の存在感は、その歌声も含めて、
まさに「昭和のアングラミュージシャン」というような貫祿に満ちていました。
演奏の方は、ハモンドオルガンやフルートなども含め、70年代のハードロック色に
日本の民謡、土着性を含んだ、じつに独特の味わいで、それが時代を超えてこうして演奏され、
シーザー氏本人の肉声で歌われる様というのは、なかなかに感動的でありました。

途中、劇団員の歌姫たちによる独唱タイムや、曲間に語られるモノローグなど、
構成的にも演劇的なステージで、たくさんのスタッフや演奏者、歌い手たちが
このコンサートをこうして実現させたのだなと思いました。
まるでシーザー氏がこのステージの父であり、周りを取り囲むのは
その息子や娘たちというような、そんなイメージも感じさせました。

おそらく、なかなか見る機会のないコンサートであったと思います。
生で見ることができて良かった。


4/30

昨日は吉祥寺クレッシェンドに、女性Voメタル系イベント
「METAL GODDESS vol.23」を見に行ってきました。


1バンドめはEarly Cross

ツインギターの絶妙のコンビネーションと、ほの暗い翳りを含んだ叙情性、
紅一点、ナターシャ嬢のけだるげなヴォーカルとともに、
プログレッシブな浮遊感と、メタリックな構築性を両立するサウンドです。
今年発表されるレコーディング中というフルアルバムにも期待です♪

2バンドめはSwallow Tail

ヘヴィなギターと美麗なシンセワークのコントラストに、
強烈なスクリームとソプラノを使い分けるAria嬢のインパクトはものすごく
クラシカル・ホラーゴシックメタルともいうべき世界観を描き出します。
可愛らしいシンセ嬢の美しいコーラス、そしてヴァイオリンも素敵でした。

3バンドめはEleanor

関西から参戦。魅力的な女性ヴォーカルさんと、ツインギターの生み出す
適度にヘヴィで、メランコリックなサウンドはとても耳心地がよく、タンバリンを手にした
美女コーラスさんも含めて、優雅でありつつ日本的な情緒も感じさせるサウンドです。
1stアルバムはAmazonでも購入可能
Amazon.co.jp で詳細を見る

4バンドめはHydrangea
キャッチーかつヘヴィで適度に激しい、いわゆる嬢メタル系なのですが、
ギターさんとベースさんのやる気のなさすぎるMCがなにより面白く、
途中リードギターさんの弦が切れるというアクシデントがあったのですが、
それすらもネタにしてしまうというのが、なかなか見事でした。w

5バンドめはDarkness Rose

表現力豊かなヴォーカルさんの歌声に、女性ベーシストも含んだ華やかなビジュアルと、
聴き心地のよいメロディとゴシック的な妖艶さが合わさったクオリティの高いサウンドです。
そういえばこのヴォーカルさんはRie a.k.a. Suzakuさんのライブでも歌っていた方でした。
Swallow TailのDrさんがヘルプで叩いていたのですが、演奏の安定感はさすがですね。


出演バンドさんにも知り合いが多いし、会場にもやっぱり知り合いが多くて
挨拶や挨拶待ちなどが基本的に面倒臭い自分は、つい疲れてしまうのですが
4時間半立ちっぱなしもやっぱり疲れるのでした。自分でドラム叩く方が楽だわ〜。笑
はよライブしたいなあと思いつつ、お腹減り〜で帰宅してエビス・ザ・ホップ飲みました。


4/28


おまたせしましたー!
◆水晶剣伝説◆
第9話「ロサリート草原戦(後編)」をお届けします。
こちらからご覧ください

長かった…だいたい8カ月くらいかかったよ。
以下、本文よりテキトーに抜粋。


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「じゃあ、あたしの勝ちだ」
 そう言ってリジェはぺろりと舌を出した。可愛らしい少女のように。
「霧の中で会えたのは、きっと運命だね」
「かもな」
「じゃあ、これで、もういいや」
「なにがだ」
「うん、もう……これで、このいくさで死んでも悔いはないよ」
「なにバカ言ってる」
「そういうもんなんだよ。女ってさ」
 どこか妖しく、それでいてきっぱりとした笑みを浮かべ、女戦士は銀色の髪をかきあげた。くるくると表情が変わる、まるでネコのようだと、レークは密かに思った。


「私は……」
 思わず言葉が次いで出た。
「トレミリアのために、この命を捧げる覚悟でありました。いまでもそうです。そして、それは包囲された援軍部隊にいる兵たちも同じです。私は……このいくさで友人を失いました。そして、生きている友人を部隊に残して、この任務を買って出ました。湿原で迷ったときは、ここで死ぬかもしれないと思いましたが、後悔はありませんでした。私は、トレミリアのために戦って死ぬつもりです。そして、そう思っている同じ仲間のために戦って死ぬつもりです」
 その顔を真っ赤にし、アランは涙を流していた。
 静まり返った天幕の騎士たちの中で、ローリングが口を開いた。
「援軍を……」
 彼は絞りだすように、その声を震わせた。
「彼が、命を懸けて駆け抜けてきた、北にいる援軍を見捨てたなら、私は生涯にわたって己が騎士であることを恥じるだろう」


 アレンは足音を忍ばせ、奥の扉へと近づいた。
 だが、すぐになにかに気付いたように、急いで燭台の火を吹き消すと、今度は壁際のカーテンの影にさっと身を隠した。
 ほどなくして、回廊側の扉がゆっくりと開かれた。
 さっきの見張り騎士が戻ってきたのではない。アレンにはそれが分かっていた。
 ごくかすかな気配とともに、室内に何者かが入ってきた。ゆっくりと、慎重な足どりから、その警戒ぶりが感じられる。
 侵入者の足音が近づいてくるのを、カーテンの影から感じた。
 アレンは息を殺した。気配を消す訓練はずいぶんやってきた。たとえ相手がレークでも、なかなか勘づかれはしないのだ。
「……」
 足音は、アレンのいるカーテンの前でふと止まったが、すぐにまた動きだした。やはり、狙いは奥の部屋であるのだろう。 


 このまま存分に物思いにふけることができると思うと、かえってそれが退屈になり眠ってしまうというのが、彼女の性質であったのだが、今日はどうも本当に眠くならない。
(まるでアナデマの呪いにでもかかったようだわ)
 そう思うと、少しだけ楽しい気分になった。いや、楽しいというよりは、不安を抱えることで安心するという、いささかよろしくない癖でもあるのだが。
(私はこのまま、永遠に眠りにつくことはなく、夜は明けることなく続いてゆき、世界は深い闇に包まれたまま、ただソキアの光だけを頼りにして続いてゆくのかしら)
 そのような、ロマンティックで破滅的な想像というものは、いつの時代においても夢見がちな少女たちを、うっとりとさせるものであるらしい。そこに悲劇の香りが含まれることで、カルヴァの花の美しさと刺の痛みの同居するような、嘆きの美学に浸るのだろう。
(ああ、でも……夜闇の中で私が息絶えてしまう前に、お兄様に抱きしめて欲しいわ)
 彼女はうっとりと目を閉じると、たくましい兄の腕に抱かれる自分を想像した。
(お兄様になら、なにをされたってかまわない……たとえ、殺されたって、いい)


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ということで、
気付いたら、前回の第8話を掲載してからちょうどきっちり1年がたってました。
いやいや、別にこれは狙ったわけはなく、たまたま同じ日になったという、
なんだか不思議な因縁を感じますね。4/28か…とくになにもないよね。
たぶん<GW前には完成させちまおうと、去年もきっとそう思ったのでしょう。

ところで、ここ最近、京都の観光地で車が人に突っ込んだり、
登校する児童に車が突っ込んだり、バス待ちの小学生に車が突っ込んだり、
やたら悲劇的な車の事故のニュースが増えています。
人をなんだと思っているんだ。てんかんとか、無免許とか、ぼーっとしていたとか
そんなもの、死んでしまった人間を前にしてなんの言い訳になる。
気をつけようがない。道を歩いていていきなり車に突っ込まれちゃさあ。
あんたらは凶器だ。車はすべて凶器だ。危険なんだ。
それを片時も忘れないで運転するべきだろう。ああ悲しいし腹が立つ。
そんなもんで殺されちまっては、大事な人間を失ったものにとっては、永劫の苦痛だろうさ。

などと、大いに怒りつつ、あとがきを書いておりますが、
さあいよいよ、次回で第一部が完結ですよ、奥さん!
第10話「大地のうた」では、これまで物語に出てきた連中がいっぱい出てきて、
たぶんてんやわんやで、ドラマティックな展開を見せてくれることでしょう。
私はただそれを想像して、キャラになりきって場面場面を描くだけです。
正直、細かい部分はどう動くのか、書いてみないと分かりませんが、
黒竜王子をはじめ、レークも、そしてアレンも草原に集まったことだし、
大きななにかがまた起こってゆくのでしょう。

というワケで、次回をまたお楽しみに。
すべては、ときのながれのなかで

緑川 とうせい


4/9


昨日は父の十三回忌で、午前中は霊園にゆきました。
快晴の空と桜を見ながらの墓地の散歩もなかなかよいものですね。



その後、お花見日和ということで新宿御苑へGo〜♪
お酒の持ち込みは禁止なので、手荷物チェックにはびっくりしましたが、
お天気もいいし、日曜ということで人がいっぱいでした。

桜はいままさに満開!



桜をバックにメロイックなワタクシ



枝が地面近くまできているので、花の匂いもかげるんです。桜餅を思い出した。




御苑でのんびりとしていたら、あっと言う間に閉園の時間に。
ライブまでは時間があるので、
次は桜の名所、千鳥ヶ淵(北の丸公園)にゆきました


ちょうど夕暮れ時の、お堀にかかる桜が楽しめました。きれいだった〜。

枝にとまるカラスも今日ばかりは優雅に見えました。
ここはライトアップされた夜桜もきれいなんですよね。

こうして、のんびりと春を満喫したあとは、
目黒に移動して勇ましくメタルライブを楽しんだのでした。

会場に着いたのは、ちょうど後半の3バンドが始まる時刻。
Los Childのヴォーカルのおねえさんの迫力に圧倒され、
ANCIENT MYTHの勢いあるステージに体を揺らし、
Destroseのガールズメタルのノリに半萌えいたしました。
今回は、写真撮れなかったのが残念でしたが、
女性ヴォーカルのメタルバンドも昔に比べると、ずいぶん増えたのだなあと、しみじみ。


たくさん歩いて、綺麗な桜を満喫できて、とても楽しい一日でした。
お天気もよかったし、春のまったり散歩はいいものですね。
また鎌倉とかも行きたくなりました。


2/26


先週の土曜日は、ANCIENT MYTHの先行レコ初ライブを見に行ってきました。

ウチのバンドのAbと合流して吉祥寺クレッシェンドへに着くと、
すでにチケット「Sold Out」の張り紙が!すごいねえ。
今回は、最近お知り合いになったSCHONBERGさんの応援の意味も込めて、
そちらで入らせていただきました。

会場内はすでに満員に近く、なんとか場所を確保するのが精一杯。
中に入ったとたんに演奏が始まってました。


1バンドめは PAX IN TERROR
爽やかでキャッチーなメロディで疾走する彼らのサウンドは、“メリーメタル”というようですね。
笑顔いっぱいのヴォーカルのさんの歌声と、ツインギターのクサメロがよい感じです。
そして、ドラムが上手いなあ…と思っていたら、BALFLAREでも活躍している方で、
鼻にスティックを突っ込んだり、プレイしながら巧みにお客をあおったり、
濃すぎるMCのしゃべりも含めて、まさに変態さん恐るべし…というようなプレイヤーさんでした。


2バンドめは VAMPIRE PLEDGE

アキバ系ヘヴィロックとでもいうのでしょうか。
ヴァンパイア系のキャラになりきったプレイヤーさんたちが、
MCも含めてマンガ的に世界観を演出しているという、なかなか面白いものでした。
キンキン声のヴォーカルさんとヘヴィなサウンドのギャップも、萌え〜なのかもしれませんね。


3バンドめは SCHONBERG

シンセのいない4人編成ですが、オーケストラルな同期音源を流しながら演奏するというスタイルで、
美しいヴォーカルさんの歌声とともに、ヨーロピアンな優雅さと日本的な情緒を融合させた
シンフォニックメタルサウンド。単なるメロスピではない独自の世界観に、今後も期待のバンドさんです。
去年発表した1stアルバムSPLENDID ROSA BIRTHもさっそく聴こうと思います♪


4バンドめは TEARS OF TRAGEDY

メタルらしからぬ爽やかな、ポップなほどのメロディで疾走するサウンドは、
キュートな歌声とともに、キャッチーな軽やかさで聴かせるメロスピ。
個人的には、ヴォーカルさんのぷにぷにの二の腕に釘付けでした。笑


そしてトリは ANCIENT MYTH

新加入のシンセさんの優美な鍵盤さばきも含めて、さすがにライブを重ねた堂々たる演奏でした。
新曲も含めて、きらびやかな激しさと耽美な世界観に、これまで以上に濃密なサウンドで、
新作アルバムAkashicも聴くのが楽しみですね♪


という感じで、気付けば22時を大きく回っておりました。
5時間近くも立ちっぱなしで、もはや足腰は限界…

ちなみに、この翌日は2バンドのリハのダブルヘッダーなのでした。
4時間ドラム叩きましたよ〜…アラフォーおつ!


さらに次の日の月曜日には
夜長オーケストラのライブも行ってきました!


オーケストラ編成にギター、ドラム、ベースという、ロックフォーマットを加えた独自のスタイルで、
シンフォニーとしての壮麗さと、ロック、ポップの聴きやすさ、躍動感を融合させたサウンドは、
実際に生で見ると、じつに圧巻です。

今回は語りの入る物語形式の進行で、聴き手をロマン溢れる世界へと誘ってくれました。
美しいソプラノを聴かせるヴォーカルさんの歌声にうっとりしつつ、
デジタルドラムやパーカッションのリズムとともに、艶やかなヴァイオリンの音色、
クラリネットやホルン、トランペットなどの金管楽器が、
ときにジャジーにときにクラシカルに合わさり、一体となって響き渡ります。

とくに、第三部でのチェンバープログレ的な緊張感や、パワフルに盛り上がる
オーケストラロックというようなサウンドは、尋常ならざるエネルギーに満ちていて、
ひとつの大きな音を形作ってゆくさまを、聴きながらに目の前で体感するような感じでした。
笑いや洒落の効いたMCや司会進行なども含めて、見事に演出されたエンターテイメントだと思いました。

これだけの大人数のオケバンドを管理し、運営してゆくというのは大変なことだと思いますが、
リーダーのNAKA-Gさんには、これからもその壮大なロマンを追求していって欲しいと思いました。

*夜長オーケストラ、オフィシャルサイト
http://yonaga.net/Yonaga/Top.html



という、とても濃密な3デイズでした…バタン


1/26


マーク・リアリが亡くなったとのことです。
RIOTのギタリスト…というより、彼はライオットそのものだった。


思えば、自分が最初に聴いたのは「The Privilege of Power」からでした。
これほどツインギターのメロディにこだわったバンドをそれまで自分は知らなかった。

本国ではなかなか売れない不遇のバンドでありながら、
決して売れセンに走らず己の音楽を貫き通す信念を持った、
まさに最後のHR/HM戦士という…そんなイメージでした。

「Thundersteel」以降のアルバムは全部レビューしております。
http://www.lily.sannet.ne.jp/midorikawa/cd.melodic2.html#R

2009年10月の来日公演は最高の思い出となりました。
生で見た“Thundersteel”…ずっと忘れません。

R.I.P.マーク・リアリ…



RIOT 自分的名曲ベスト10(年代順です)
曲名にYOU TUBEのリンクを貼っております

Warrior (Live)
名曲“Warrior”はこのライブ版が好きです。この曲はやっぱりガイ・スペランザの歌声がベスト。
今頃、マーク・リアリと天国でセッションでもしてるのかな?

NARITA
成田空港闘争をテーマにしたインスト。キャッチーなギターメロディが印象的です。

Road Racin'
初期のロックナンバーだと、やっぱこの曲がいいですねえ♪
http://www.youtube.com/watch?v=iIZ-bxN9qrc&feature=related

Thundersteel
誰もが知ってる名曲中の名曲、イントロのギターリフでもうノックアウトですわ。

Flight of the Warrior
クサメロ方面からするとまさに名曲です。

Storming the Gates of Hell
RIOTというと真っ先に思い浮かぶのはこの曲なんですよ。
いま聴いてもドラムが素晴らしい。ギターソロも大好き。

Black Leather And Glittering Steel
いま聴いても純粋にメタルとして格好いいです。

Nightbraker
なにげにいいアルバムなんですよね。
http://www.youtube.com/watch?v=FXVqSaoStF8&feature=related

Silent Scream
これもクサメロ方面の名曲♪
http://www.youtube.com/watch?v=3Yiq9ylYZ4M


オマケ

BURN
Deep Purpleの名曲のカヴァー。オルガンの部分をツインギターでやってるんですよね♪

A Whiter Shade of Pale
PROCOL HARUMの名曲“青い影”のカヴァー。本家とは違った哀愁のギターに…涙

あとは、
日本を愛してくれたマークらしい、Tokyo Roseや、
哀愁漂うJohnny's BackBloodstreetsなんかもいいですねえ。

みなさんの思い出の曲はなんでしょう?



ps.
マークはHR/HM界の純血のウォリアーだったと思っています。
ラスト・オブ・モヒカンのテーマとともに…


1/23


昨日は渋谷にLIGHTNINGのレコ初ライブを見に行ってきました。

いやー、なにせ、
かつて一緒にBFSというアニソンバンドをやったり、彼がバンド結成する前から知っていたIRONくんが、
アヴァロンレーベルと契約して、3rdアルバムを出したのですよ。それは見に行かねばなるまいて。

LIGHTNING「JUSTICE STRIKE」

Amazon.co.jp で詳細を見る


会場の渋谷サイクロンは、そういえばだいぶ前にSKYLARKとGALNERYUSを見に行って以来、
場所はなんとか覚えていました。地下3階なので延々と階段を下りる下りる。
会場はすでに相当の人数が入っていて、熱気むんむん。


1バンドめは
LONGINUS

けっこう前に秋葉原のPAGODAでLIGHTNINGとの対バンを見て以来でした。
ヴォーカルのお兄さんの、お祭りワッション的なキャラをフロントに、
正統派のメロディアスメタルを聴かせるバンド。
よい具合に古き良きメタルとモダンな勢いが融合したスタイルで楽しめました。
かなり久々にメンバーのGさんとお話できてよかったです。




2バンドめは
Rie a.k.a suzaku

見た目は派手派しく可愛らしいお嬢さんギタリストなのですが、
その作曲センスと巧みなギタープレイは、ナメたらあかんという見事さで、
素敵なお母様からのメタルとプログレ教育によって、ここまで才能が開花したのは素晴らしいですね。
ヴォーカルさんの歌声も含めて、ポジティブなパワーに溢れたサウンドで、会場は盛り上がっておりました。
お母様とも挨拶できてよかった!



ところで、自分はこの日はバンド練習後だったもので、ちょっと疲れてカウンターに座っていたら、
すぐ近くに和田誠さんらしき人がいらして、おおっ、と思いました。名詞渡せばよかった!


そして、トリはいよいよLIGHTNING

お客の入りも超満員となり、まさに立錐の余地もないとはこのこと。
新作アルバムのタイトル曲からスタートし、このバンドの代名詞たるツインリードのメロディをたっぷり含んで疾走、
その演奏力は前に見たときよりもますます研ぎ澄まされ、力強くなっていると感じました。
巨漢のロバートに代わって加入した新ヴォーカルさんも、見た目よりもパワフルな歌唱で、
よい感じにかすれた声質がバンドの叙情的に面にフィットしていました。

新作からの曲を中心にしつつ、1stや2ndからの代表曲も聴かせてくれ、観客は大盛り上がり。
自分も足の疲れを忘れて、彼らの熱き演奏に力をもらう感じでした。



そして、アンコール後の第二部は、いきなり、マクロス7の“Holy Lonely Light”からスタート。
さらにはドラグナーの“夢色チェイサー”やVガンダム“Winners Forever”という怒濤のアニソン祭りですよ。
彼らなりにしっかりとメタルなアレンジがされていましたが、かつてのBFSを思い出しつつ、なつかしく聴いていました。

そうして、ライブが終わったのは22時近く。
立ちっぱなしと満員の熱気と空気に疲れましたが、濃密なメタルを楽しんだ一夜でした。
帰りがけ、物販でファンの列に応じてサインをしているIRONくんに挨拶して、
そのうちBFSを復活させようと言っておきました。1夜かぎりの復活とかなんか格好よいよね。

いやー、やっぱりメタルっていいもんですね!
自分も頑張ろうと、パワーをもらった気がします。


1/5


いつのまにやら2012年になりました。
今日はさっそく御茶ノ水ユニオンへゆきました。

せっかくなので靖国神社へ初詣へ

夕暮れどきの神社もいいもんですね


鳥居ごしに見える月


ライトアップされた拝殿。おみくじは「吉」でした♪


本年もメタルとプログレに頑張ってまいります。
どうぞよろしくお願いします♪


2011年のメタルとプログレ部門別ベストや
大晦日のつれづれ日記はこちらから


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